今日のみ言葉【No.3777】(2025年11月15日)「生活の処方箋(273)『自分らしさの音色』」
「あなたがたのうちに、百匹の羊を持っている者がいたとする。その一匹がいなくなったら、九十九匹を野原に残しておいて、いなくなった一匹を見つけるまでは捜し歩かないであろうか。
(ルカ15:4)
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今、日本は、大きな岐路に立っています。
今までの良さを保ちつつも、新しい視点で脱皮しなければならない時が来ています。
農耕民族の日本人は、働きを天候に頼るところが大きく、日照りや冷夏で不作の時は、「天候が原因」と言います。
「和を以て貴しとなす」民族は、和を乱すことを極端に恐れ、集団の中に埋没してしまいます。
しかし、今や狩猟民族的生き方も必要な時代です。
狩りは自らの責任において戦わなければなりません。
どのような狩りも、他人任せではなく、獲物を得なければならない厳しさがあり、矢を放つ決断力、判断力を誤ると、自らの命を危険にさらすことになります。
狩猟的生き方に慣れていない私たちが出来ることは、自らが唯一の尊い存在であることを見出すことです。
その自分を育て、自分らしさの音色を奏でる生き方が21世紀を形作るのです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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「あなたがたのうちに、百匹の羊を持っている者がいたとする。その一匹がいなくなったら、九十九匹を野原に残しておいて、いなくなった一匹を見つけるまでは捜し歩かないであろうか」
(ルカ15:4)
このたとえは、
「全体の中から見たら、私など取るに足らない一人だ」
と思えても、神にとってはかけがえのない、たった一人の存在であることを教えています。
日本人は、今までの社会構造や文化的背景の影響によって、他者と比較して自分の位置を知ろうとする傾向があります。
自分は自分である、というより、集団の中での自分という位置を探し、確定させ、
「ここにいても良い」
という安心感を得るのです。
ですから、集団の中で自分を見失いそうになると、不安で仕方がありません。
しかし、たとえそういう状態に今あったとしても、神は一人一人の価値を知っておられ、その一人を失うことを深く悲しみ、見つけ出すために労を惜しまない御方だということを、今日の聖句は表しています。
私たちは神にとって「失ってはならないほど尊い」存在なのです。
この御言葉を土台とし、自分の存在価値を確定させるところに、農耕的生き方や狩猟的生き方を越えた、神にある新しい生き方が広がっているのです。
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神にとって尊い存在とされた自分を覚え、そのいのちを大切に育てる一日としてまいりましょう。
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