今日のみ言葉【No.3242】(2023年12月 8日)「人を恐れるな(2)」
恐るべき者がだれであるか、教えてあげよう。殺したあとで、更に地獄に投げ込む権威のあるかたを恐れなさい。そうだ、あなたがたに言っておくが、そのかたを恐れなさい。
(ルカ12:5)
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昼打ち上げる花火は全くさえません。
青空を背景にしていると、花火は見栄えがしないのです。
むしろ、「ポン!ポン!」という打ち上げ音や、立ち上る煙の方が目立ってしまいます。
ところが、一転、夜になると、まさしく「花のような火」が現れては消え、現れては消え…。
花火の華やかさは、背景の黒色の空のおかげです。
今日の聖句は、地獄という暗黒の部分を語っています。
それは真っ暗な夜空のようなもので、それがあるからこそ神の救いという花火が見えるのです。
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前回のメールで、イエス様が、
「人は体を殺せてもそれ以上何もできないのだから、人を恐れるな」
と語ったことをお知らせしました。
その後、イエス様はまだ尋ねられてもいないのに、
「恐るべき者がだれであるか、教えてあげよう」
(ルカ12:5)
と、進んで弟子たちに教えようとなさいました。
それは、
「わたしの友であるあなたがた」
(ルカ12:4)
とあるように、先生と弟子という上下関係ではなく、同じ線上に立つ「友」として弟子たちを見ておられたからです。
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さて、本当に恐れなければならない方とは誰でしょう。
それは、
「殺したあとで、更に地獄に投げ込む権威のあるかた」
(ルカ12:5)
と明かしておられます。
それが天の父なる神様であることは明白です。
イエス様はさらに続けて、
「そうだ、あなたがたに言っておくが、そのかたを恐れなさい」
(ルカ12:5)
と繰り返し強調しておられます。
人間の永遠の行き先を決める重大なことだからです。
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イエス様は地獄の存在を認めておられます。
イエス様が言われるのですから、地獄とは単なる概念や、現世で悪いことをさせないために人間が作った架空の話ではありません。
本当に現実にある場所なのです。
聖書に、
「そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように」
(ヘブル9:27)
とあるように、人は肉体の死を経験した後、この人生をどう生きたか、神の裁きを受けることが定まっています。
その神の裁き次第で、天国に行くか地獄に行くかの決定がなされ、永遠の行き先が決まるのです。
これは本当に恐ろしいことです。
恐ろしいがゆえに、本当に恐れるべき方を恐れることが必要となります。
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しかし、そればかりでは、人間は神の怒りを恐れ、ビクビクし、萎縮して過ごすことになりかねません。
地獄での裁きがあるということは、真っ暗な夜空が用意されているということです。
それは神の救いという花火が見えるための真っ黒な背景なのです。
いよいよ次節から神の愛と見守りを鮮やかに見させていただけます。
以下、次回に続きます。
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地獄があることを信じる人は、天国があることも信じなければなりません。
聖書が語ることを幼な子のように素直に受け取り、キリストを通して天国に行く道を歩んで参りましょう。
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