今日のみ言葉【No.3667】(2025年 6月26日)「パロのかたくなな心」
けれども、パロの心はかたくなになって、主の言われたように、彼らの言うことを聞かなかった。
(出エジプト記7:13)
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人気漫才師「かまいたち」のツッコミ担当の濱家さんには、直すべき口癖がありました。
それは、セリフの語尾にワンセットでついてくる「お前」という言葉でした。
「何してんねんお前!」
「違うやろお前!」
スクールの先生から直すように言われても、なかなか変えることができませんでした。
ところが、同じように最後に「お前」をつける別の芸人のツッコミを舞台袖から見た時、彼は変わりました。
NSC講師の本多先生はこう書いています。
「濱家君が、『「お前!」はいらんわ……邪魔やし、耳ざわりやわ……』と、腑に落ちたときの顔を今でも忘れません。『本多先生の言うてはったことに納得しました』と、その日から意識を変えた濱家くんの語尾から『お前』が徐々に消えていきました」
(『一秒で答えをつくる力』、本多正識著、ダイヤモンド社、P95)
旧約聖書のパロの「かたくなな心」が招いた失敗を通して、私たちも自分自身を見つめ直し、変わっていくヒントをつかみましょう。
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出エジプト記では、今後、エジプトに十の災いが下されます。
なぜそれほど多く、と思われますか?
その原因は、パロの心がかたくなだったからです。
十の災害には一定のパターンがあります。
まず、災いの予告があります。
次に、予告どおりにそれが実現します。
しかし、モーセのとりなしの祈りによって、それは止められます。
ところが、パロはそのたびに心をかたくなにし、また神に従うことを拒み続けます。
彼はこれを繰り返し、神の命令に服することを頑なに拒んだ結果、災いを自ら招いたのです。
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私たちが旧約聖書の記事を読んで、
「なぜ、こんなひどいことが起きるのか」
と思うときは、私たちがそれを通して学ばなければならないときなのです。
先人の貴重な経験を通して、私たちが同じ轍(てつ)を踏まないように、神の祝福への最短距離を進めるように、聖書は題材を与えてくれているのです。
パロには、エジプトの奴隷であるイスラエルの民を解放したくないという欲がありました。
それが、彼の心のかたくなさの根本にありました。
しかし、パロがどんなに頑張っても、神の計画を妨げることはできません。
自分にとらわれ、神に対して心をかたくなにするのか、あるいは、神の言葉に従って、力ある生活をするのか。
私たちは、パロという実例を見て、自分の姿を変えていけば、必ずそこに用意されている祝福をつかむことができます。
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柔軟な心で、今、自分の欠点を認め、神の導きに従っていきましょう。
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