今日のみ言葉【No.3634】(2025年 5月19日)「生活の処方箋(229)『天の配剤』」

弟子たちを力づけ、信仰を持ちつづけるようにと奨励し、「わたしたちが神の国にはいるのには、多くの苦難を経なければならない」と語った。
(使徒14:22)

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A子さんが強迫神経症になられたきっかけは、好きな男性がいて、その方に

「飽きてきたので別れたくなった」

とふと漏らしたことでした。

しかし、それは本心ではなく、追いかけてきて欲しかったのです。

それっきり、彼は顔を出さなくなりました。

その時から心の病気が始まったと彼女は言います。

これは特別なケースではありません。

本気で、正直に生きればいいものを、ふと気が緩み、その緩慢さが傲慢になるのです。

恐ろしいことは、

「ないこと」

ではなく、

「あること」

です。

ゆとりがあることでかえって人をだめにすることがあるものです。

つらさ、苦しさは、実際は、私たち凡人に対する神様の何よりの配剤なのでしょう。

冬の厳しさが年輪を刻み、木の強さとなるように、今週も、何事も前向き肯定的に受けとめ、強さへの年輪としていきたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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「わたしたちが神の国にはいるのには、多くの苦難を経なければならない」
(使徒14:22)

とは、脅かしではなく、励ましです。

私たちの日常生活で、苦難や困難はあり、人は苦しい目に遭いながら生きています。

神を信じるクリスチャンにはそんなものはないかというと、そうではなく、苦難は折り込み済みで生きなければならないことをこの御言葉は語っています。

問題のある人生は当たり前であって、苦難は避けられない現実です。

しかし、それを、

「これは、私が傲慢にならないようにと、神様があえて与えてくださった厳しさなのだ」

と信仰をもって受けとめるなら、その信仰こそが試練を乗り越える力となり、私たちを謙遜に保つ道となるのです。

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苦難のすべてを、自動的に「神のご計画」として受け入れることには注意が必要ですが、それでもなお、問題や試練を通して人格が磨かれ、信仰が成長すると信じて歩むとき、そこには確かな祝福があります。

今日もまた、前向きに、一歩ずつ、主に信頼して歩んでいきましょう。

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