今日のみ言葉【No.3633】(2025年 5月17日)「生活の処方箋(228)『主の恵みふかきことを味わい知れ』」

主の恵みふかきことを味わい知れ、主に寄り頼む人はさいわいである。
(詩篇34:8)

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アメリカの小さな教会で始められた「母の日」は、現在、全世界で祝われていますが、<母>という言葉を思う時、その中に計り知れない祝福を見ることができます。

<母>はすべてを包み込み、良きに変わらせる力と知恵、ぬくもりに満ちています。

あなたも使用していらっしゃるかもしれません。

ポスト・イットという、糊付きメモ紙をご存知ですね。

3M社で働くシルバー氏が、最強の接着剤を作ろうとして、最低の接着力になってしまいました。

しかし、

「この失敗を良きに変わらせる」

という信念のもと、3Mの社員に配りました。

他の部署に属していたアート・フライさんも受け取りました。

フライさんが日曜日に教会に行った折、讃美歌に挟んだしおりを落としました。

その瞬間に、このポスト・イットのアイディアが浮かび、製品化されたのです。

つまり、「失敗は成功の母」という良き例です。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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「この失敗を良きに変わらせる」

という思いが、根性論ではなく、神の恵みによって成される時、そこに祝福が広がっていきます。

聖書が私たちに教えていることは、

「主の恵みふかきことを味わい知れ、主に寄り頼む人はさいわいである」
(詩篇34:8)

というメッセージです。

恵み深い主がいらっしゃるので、どんなに失敗に見えることでも、そこに神の良き意図が潜んでいるということです。

そして、失敗と見えることも受け入れ、主に信頼して恵みを見出そうとするなら、必ずそこに祝福を見つけ、幸いな人生を送ることができるのです。

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ブラック企業に勤め、心が折れて退職し、実家に戻ってきた娘さんがいました。

ご両親は、このような出来事が起きたことに、最初「なぜ?」と戸惑いを覚えましたが、

「必ずこの中にも神の恵みがあるはずだ」

と、恵みを探すことに心を向けはじめました。

すると、

「いつ社会復帰できるかわからない」

という不安は、

「いつまでもではないが、当分の間は娘と共通の時間を持つことができる」

という考えに変わり、

「この年代の我が子と一緒にいられるとは、自立してしまった後では味わえない特権だ」

「子育てをやり直すような、特別な時間が与えられたのだ」

という恵みの面が見えてきました。

親が平安な心で過ごしていると、子はその空気を吸って、心の痛手を癒やしていきます。

私たちがやるべき最初のことは、主の恵み深いことを味わうことなのです。

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あわてて自分の力で解決しようとする前に、今日という日を、主の恵み深さを味わい、主に寄り頼んで歩む一日としましょう。

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