今日のみ言葉【No.3628】(2025年 5月12日)「生活の処方箋(227)『等身大の自分で生きる』」
ただ、各自は、主から賜わった分に応じ、また神に召されたままの状態にしたがって、歩むべきである。これが、すべての教会に対してわたしの命じるところである。
(第1コリント7:17)
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「事実は小説よりも奇なり」
という言葉がありますが、小説以上に感動に満ちた人生を生きる秘密はどこにあるのでしょうか。
有名な小説家のところに来て、文学志望の学生が、
「本物の小説を書くにはどうしたらよいか」
と尋ねますと、
「嘘を書かないことだ」
と教えられました。
「小説は全編フィクション(作った話)であるのに」
と思いますが、嘘でない生き方とは、どのような生き方でしょう。
それは、等身大の自分を生きること、本音で生きることに他なりません。
建前や見栄で自分を生きてしまうと、それがいつの間にか本当の自分であるかのように勝手に動き出します。
しかし、忙しい時こそ、自分の時間を作り、自分を取り戻し、建て前と本音の距離を縮めながら生きていきたいものです。
その時に、小説のような作った話以上の確かな世界を生きることができるのです。
(※田中信生の『生活の処方箋』より)
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「等身大の自分を生きる」というテーマについて、聖書は何と言っているでしょうか。
今日の聖書箇所が、それに触れています。
「ただ、各自は、主から賜わった分に応じ、また神に召されたままの状態にしたがって、歩むべきである。これが、すべての教会に対してわたしの命じるところである」
(第1コリント7:17)
ここでの「神に召された」とは、亡くなったときのことではなく、神を信じて新しい歩みを始めた時のことを指します。
使徒パウロは、その召されたときの自分の置かれた状況(身分や状態)を受け入れ、その中で神に仕えるように勧めています。
無理に自分を変えようとするのではなく、与えられた場所で誠実に生きることが、神の御心にかなう生き方であるという考え方です。
そのような日々は、見た目には平凡に見えるかもしれません。
しかし、その先には、神による感動のドラマが展開されていくのです。
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Nさんは、次の御言葉をモットーに生きるクリスチャンです。
「神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている」(ローマ8:28)
あるとき、大変お世話になった方の葬儀のために、心のこもったお花を差し上げたいと思いました。
ところが、その葬儀会場では外部からの花は受け付けず、指定のカタログからしか選べない上、価格も割高でした。
Nさんはあきらめることなく、どんな状況でも神が共に働いてくださるという確信を持ち、いつものように前向きな姿勢で取り組み始めました。
まず、セレモニーホールの知り合いの方に交渉し、外部の花屋さんからの搬入の許可をいただくことができました。
次に花屋さんには具体的な夢を語りました。
「故人は上品なおばあちゃんでした。日本画で描く美人画のような、ろうそくのようなほっそりした花を作っていただきたい」
これが花屋さんのアーティスト精神を刺激しました。
商売勘定抜きで作って下さった花は、ご遺族の心に感動と喜びを与えたのです。
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等身大の自分で生きる時の神の祝福をいただいてまいりましょう。
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