今日のみ言葉【No.3614】(2025年 4月16日)「神のしるし(1)」

主はモーセに言われた、「あなたの手を伸ばして、その尾を取りなさい。――そこで手を伸ばしてそれを取ると、手のなかでつえとなった。――
(出エジプト記4:4)

——————

晩年の徳川光圀(水戸黄門)は、「藜(あかざ)」 という植物の根を材料にした杖を使用していたと言われています。

藜の杖は軽くて丈夫だからです。

モーセの杖の材質はわかっていませんが、それは本質的な問題ではありません。

神は、私たちの身近にあるごく普通のものを通して、御業をなされるお方です。

-*-*-*-*-*-*-

モーセは三つ目の不安を神に訴えます。

「しかし、彼らはわたしを信ぜず、またわたしの声に聞き従わないで言うでしょう、『主はあなたに現れなかった』と」
(出エジプト記4:1)

イスラエルの民が、「奴隷から解放され自由になる」という神のメッセージを信じてくれないのではないか。

それがモーセの心配でした。

それに対して神は、モーセの不安を取り除くために、3つのしるしを与えられました。

-*-*-*-*-*-*-

一つ目は、つえの奇跡です。

つえがへびとなり、そのへびの尾をつかむと、またつえとなりました。

これは説明が必要です。

まず、つえはありふれた物であり、弱い器の象徴です。

一方、へびはパロの王冠にも刻まれており、王位や聖なる力の象徴とされていました。

つまり、へびを手に取るということは、エジプトの王パロが、一介の羊飼いに過ぎないモーセを通して、神の力によって打ち負かされるというメッセージだったのです。

-*-*-*-*-*-*-

神はその偉大な目的を達成するために、弱い私たちを用いられます。

そうなるためには、神が言われることに、素直に従うことが必要です。

ここでは、とても危険なことを神が言っているように見えます。

通常、へび使いは、噛まれないように、尾でなく首の部分をつかまえます。

しかし、神がモーセに要求したのは、首でなく尾をつかめということでした。

これは常識に反し、身の危険を招くことです。

神が言っていないことをしてはいけませんが、神が語られたことには、恐れずに従うことが大切なのです。

モーセがその通りに従ったとき、彼は奇跡を体験しました。

-*-*-*-*-*-*-

神は、私たちのようなごく普通の人間を通して、御業を行われます。

日頃から神に従う訓練を積み重ね、私たちを通して働かれる神の力と恵みを体験してまいりましょう。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、 maruyama@mikotoba.org までどうぞ
■Webサイト mikotoba.org
■YouTube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/@joymaru

■御言葉メールのお申し込みをご希望の方は、メールの題名に「登録希望」と明記の上、
maruyama@mikotoba.org
まで送信してください。

■御言葉メールの配信停止をご希望の方は、メールの題名に「配信停止」と明記の上、
maruyama@mikotoba.org
まで送信してください。