今日のみ言葉【No.3615】(2025年 4月17日)「神のしるし(2)」
主は言われた、「彼らがもしあなたを信ぜず、また初めのしるしを認めないならば、後のしるしは信じるであろう。
(出エジプト記4:8)
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一度失敗すると、
「今度もまたそうなるのではないか」
と不安になり、過去の失敗体験やトラウマが、現在の状況と結びついて新たな不安を引き起こすことがあります。
モーセは次々と不安を述べています。
彼はかつてエジプトで大失敗をし、その自分を同胞のイスラエル人は受け入れてくれなかったという苦い過去の記憶が作用したことが一つの原因と考えられます。
イスラエルの民は自分の言うことを信じないのではないかという第3の不安に対して、神は愛と忍耐を持って答えてくださいます。
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神の第2のしるしは、重い皮膚病の癒しです。
最も悪性の病気が癒やされることによって、神は、その聖なる使命を果たすための確信をモーセに与えたのです。
「主は言われた、『彼らがもしあなたを信ぜず、また初めのしるしを認めないならば、後のしるしは信じるであろう」
(出エジプト記4:8)
神は、人々が信じるか信じないかをご存知でした。
しかし、モーセはそれを知りません。
むしろ、彼は
「事態は相当厳しい。神が言われる使命を果たす確率の方が圧倒的に低い」
と、否定的予想に傾いていましたから、二段構えで確信を与えられる必要があったのです。
そして、3番目のしるしは、ナイル川の水が血に変わる奇跡です。
このように、神が人を伝道に遣わす時、人間が気づかないところで、神は二重三重の配慮を持って備えておられるのです。
新約聖書では、このことを
「神はあなたがたをかえりみていて下さるのであるから、自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい」
(第1ペテロ5:7)
と述べています。
思い煩わず、神に一切をゆだねて、自分に任されていることを進めて行く人生。
これが神を信頼しながら生きていく生き方です。
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それでも心配で、思い煩いが消えない時はどうしたらいいのでしょう。
ピリピ人への手紙にこう書いてあります。
「何事も思い煩ってはならない。ただ、事ごとに、感謝をもって祈と願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい」
(ピリピ4:6)
まず、心配するのはやめなさい、と聖書は語ります。
心配する時間があったら、それを、「感謝をもって祈と願いとをささげる時間」と交換するのです。
そして、
「ああなったらどうしよう。こうなったらどうしよう」
という否定的結果を考えることに脳を使っているのですから、同じ脳を肯定的結果を考えることに使うのです。
それが、
「あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい」
(ピリピ4:6)
ということです。
不安と心配、「どうしてそうしてくれないのか」という不満は、すべてリクエストに変えられます。
あなたが神に
「こうして欲しい」
というリクエストに変えて、祈りとして神に申し上げるのです。
そうすれば、あなたの不安は、肯定的未来を信じる祈りに変えられ、神の前に舞い上がっていきます。
その結果は、
「そうすれば、人知ではとうてい測り知ることのできない神の平安が、あなたがたの心と思いとを、キリスト・イエスにあって守るであろう」
(ピリピ4:7)
として約束されています。
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神の配慮があることを信じて、神に祈りと願いを捧げ、信仰の歩みを進めて行きましょう。
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