今日のみ言葉【No.1357】(2016年 8月25日) 025 「悪霊につかれた口のきけない人」(2)

すると、悪霊は追い出されて、口のきけない人が物を言うようになった。
(マタイ9:33)

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1995年に公開された「トイ・ストーリー」は、世界で初めてフルCG(コンピュータ・グラフィック)で作られた映画です。

つまり、現実場面を撮影したのではなく、全てコンピューター上で処理された映像を私たちは見ていたわけです。

そのために数百台のコンピュータが使われ、その心臓部のCPUにはトランジスタが10億個集積されていた計算になるそうです。

一方、あなたがお持ちのiPhone 6に搭載されているA8チップには、その2倍の20億個のトランジスタが集積されています。

私たちは実はとんでもない性能のマシンを手にしているわけですが、さて、それをどのように使っているでしょうか?

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口のきけなかった人が話せるようになった後、どうなったか?

それは聖書に記されていません。

この記事の直前の、目が開かれた二人は、その地域全体に言い広めたとありますが、この人はそこまでではなかったのかもしれません。

普通の日常生活を続けることができ、それに感謝する生活を送ったのではないでしょうか。

私たちの口は、良いことを語ることもでき、悪いことを語ることもできます。

ただし、現代科学が解明したことによると、人はその語る言葉によって自分自身が強い影響を受けます。

つまり、前向き肯定的言葉を使えば、身体も心もそちらの方向に進み、否定的破壊的言葉を使えば、身体も心もそちらの方向に進むということです。

できると信じて、「きっとやれる!」という言葉を使うと、どうやったらできるかと考えることに脳が使われ、身体もその方向に動いていきます。

できないと思い、「無理だ」「できない」という言葉を使うと、なぜできないのかと考えることに脳が使われ、身体は「本当にできなかったんだ」という言い訳が立つような体作りを始めます。

もちろん、「できる」と祈り続け、言ってさえいれば全て願いがかなう、というわけではありません。

大事なことは、20億個のトランジスタが集積されたマシン以上の優れた存在である私たちが、自分の能力を生かして用いる、ということです。

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赤ちゃんが口を開いて音声を発し、言葉となっていく時にすることは、お母さんとのコミュニケーションです。

私たちが口を開いて第一にするべきことは、神とのコミュニケーションです。

それを祈りと言います。

神様は私たちの人生に波風を起こさせます。

時には突然の病気、時にはサプライズの贈り物をいただく、等々、思いもよらない出来事が人生の角を曲がった向こう側に待っているものです。

そこで私たちの口から出るのが神への祈りです。

やがてその祈りの後、事態が変わり、次のステージへと進んでいきます。

私たちはそれを神からの祈りの答として受け止め、更に神に語りかけます。

このようなコミュニケーションを続けていくとどうなるのか?

それは一人になった時に分かります。

周りに大勢の人がいるのに、孤独、一人ぼっちだと感じる時が人生ではあるものです。

しかしその時、

「誰が理解してくれなくても、神様だけは私のことを分かって下さる」

「私のことを分かっていてくださる方がおられる」

という安心感に包まれるのです。

これが私たちの人生を支えます。

イエス様との人格的交流。

これが言葉を発することのできる私たちができる最高のことです。

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祈りに満たされる一日として参りましょう。

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※昨日の御言葉メールの表題に誤りがありました。本日訂正いたしました。