今日のみ言葉【No.3608】(2025年 4月 9日)「神の具体的方策(2)」

しかし、エジプトの王は強い手をもって迫らなければ、あなたがたを行かせないのをわたしは知っている。
(出エジプト記3:19)

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聖書の中に前向き肯定的な言葉だけを求め、裁きや滅びなどの暗い部分を示す言葉を読まないようにする人がいます。

私もその一人でした。

ある時、一念発起して、聖書を読む際に肯定的な箇所には赤線を、否定的な箇所には青線を引いてみることにしました。

格闘数時間。

赤い線の引いてある希望的な箇所も多くありましたが、それと同じように厳しい青線の部分も相当ありました。

それ以来、両方読むことにしました。

赤も青も、どちらも神の御心であると、受け入れざるを得なかったのです。

そして、厳しく思える箇所であっても、そこには神の御心があり、根底には神の愛と配慮があると信じて読むことを決心しました。

今日の聖書箇所も、まさにそのような一節です。

神の御心の通りに事が進むのを妨げる、パロの存在が描かれています。

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神は全知の神であり、すべてのことをご存じです。

ですから、神はパロの心の内も知り尽くしておられました。

そのため、

「ヘブルびとの神、主がわたしたちに現れられました。それで、わたしたちを、三日の道のりほど荒野に行かせて、わたしたちの神、主に犠牲をささげることを許してください」
(出エジプト記3:18)

と、モーセと長老たちがパロに願い出たとしても、彼がそれを拒否することを、神はすでにご存じだったのです。

「しかし、エジプトの王は強い手をもって迫らなければ、あなたがたを行かせないのをわたしは知っている」
(出エジプト記3:19)

神は、私たちの将来に災いが起こることをも、すでにご存じです。

しかし、それを放置しておられるわけではありません。

否定的な出来事が私たちの上に起きることを許されるのは、それを通して私たちを霊的に訓練し、その訓練の後に祝福を与えるためなのです。

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神の対策は、

「それで、わたしは手を伸べて、エジプトのうちに行おうとする、さまざまの不思議をもってエジプトを打とう。その後に彼はあなたがたを去らせるであろう」
(出エジプト記3:20)

というものでした。

「さまざまの不思議」とは、エジプトに下る十の災害を指しています。

神がお許しにならなければ、何事も起こることはありません。

この世のすべての現象は、神の御手の中で起きている。

これが聖書が示す神信仰です。

私たちは、この信仰に立ち、青線を引きたくなるような出来事に対しても、

「いや、神はすべてをご存じの上で、このことを許しておられる。そこに神の御心がある」

と信じ、一つひとつの出来事に神の御心を求めながら、丁寧に向き合っていくのです。

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神の御心が明らかにされる日があることを信じて、今日の出来事に対処していきましょう。

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