今日のみ言葉【No.3602】(2025年 4月 2日)「神の名の啓示」
神はモーセに言われた、「わたしは、有って有る者」。また言われた、「イスラエルの人々にこう言いなさい、『「わたしは有る」というかたが、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と」。
(出エジプト記3:14)
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選挙の街頭演説を聞いていると、立候補者はあなたに向かって、
「皆さん」
と呼びかけます。
あなたは集団の中の名もない一人にすぎません。
しかし、病院の待合室では、
「○○さん」
と名前を呼ばれます。
どんなに大勢の人がそこにいようと、あなたが特定されます。
聖書では、名前がさらに重要となり、その人の存在そのものを表すと考えます。
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モーセは神に第二の不安を訴えます。
それは、
「わたしがイスラエルの人々のところへ行って、彼らに『あなたがたの先祖の神が、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と言うとき、彼らが『その名はなんというのですか』とわたしに聞くならば、なんと答えましょうか」
(出エジプト記3:13)
というものでした。
当時、イスラエルの民はエジプト社会の中で奴隷として暮らしていました。
エジプトでは、神々にそれぞれ固有の名前がありました。
太陽神ラー、天空の神ホルス、妊婦の守護神ベスなどがその例です。
そのため、長い間エジプトを離れていたモーセがイスラエルの民のもとへ戻り、
「あなたがたの先祖の神が、わたしをあなたがたのところへつかわされました」
(出エジプト記3:13)
と言った場合、民はきっと「その神の名前は何か」と尋ねるだろうとモーセは考えたのです。
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しかし、その場で神の名「ヤハウェ」を告げれば、人々は、
「ああ、そういう名前の神か」
と、エジプトの神々と同列に置いてしまう危険性がありました。
そこで神は、ご自分の名を
「わたしは、有って有る者」
と名乗るよう、モーセに命じられたのです。
「イスラエルの人々にこう言いなさい、『「わたしは有る」というかたが、わたしをあなたがたのところへつかわされました』と」
(出エジプト記3:14)
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「わたしは、有って有る者」
とは、
「私が有る(存在している)ことが私である」
ということで、
「私は存在し、かつ生きている。私は永遠から永遠へ生きているものである」
という意味となります。
神の名前は、単なる識別のためのものではなく、神ご自身の本質を表しているのです。
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確かな存在である神と共に歩む時、私たち自身の存在もまた確かなものとなります。
今日も信仰の歩みを、一歩々々、進めて参りましょう。
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