今日のみ言葉【No.3603】(2025年 4月 3日)「神の具体的方策(1)」
あなたは行って、イスラエルの長老たちを集めて言いなさい
(出エジプト記3:16)
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フランシスコ・ザビエルが日本でキリスト教の伝道を始めてから、宣教師たちが続々と日本にやって来ました。
彼らはその地のリーダーである大名に接近し、その庇護を得ようとしました。
なぜなら、
「大名がキリスト教を受け入れれば、領内での布教活動が円滑に進む」
と考えたからです。
南蛮貿易の利益を期待する大名たちは、宣教師を保護し、その伝道を支援しました。
中には、自分自身もキリスト教に帰依し、領内の住民にキリスト教への改宗を奨励したキリシタン大名もいます。
このように、組織のトップに話をして理解を得ることは、非常に有効な方法です。
モーセに対する神の具体策の一番目はそれでした。
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モーセの第一の不安である
「わたしは、いったい何者でしょう」
(出エジプト記3:11)
は解決され、第二の不安である
「神の名は何というのか」
も、
「わたしは、有って有る者」
(出エジプト記3:14)
として答えが与えられました。
そして神はモーセに3つの具体的方策を与えます。
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1番目は、
「あなたは行って、イスラエルの長老たちを集めて言いなさい」
(出エジプト記3:16)
です。
民のリーダーたちを集めて、彼らに神の計画を告げ、その理解と協力を得よというのです。
その内容はこうです。
「『あなたがたの先祖の神、アブラハム、イサク、ヤコブの神である主は、わたしに現れて言われました、「わたしはあなたがたを顧み、あなたがたがエジプトでされている事を確かに見た。それでわたしはあなたがたを、エジプトの悩みから導き出して、カナンびと、ヘテびと、アモリびと、ペリジびと、ヒビびと、エブスびとの地、乳と蜜の流れる地へ携え上ろうと決心した」と』」
(出エジプト記3:16-17)
(1)我々の先祖にご自身を啓示された主が告げられた。
(2)その主が、民のエジプトでの窮状を知っておられる。
(3)主は奴隷状態の民をエジプトから導き出される。
(4)その地は乳と蜜の流れる地である。
このように言いなさいと神はモーセに告げ、そうすれば、
「彼らはあなたの声に聞き従うであろう」
(出エジプト記3:18)
と保証の言葉を与えられました。
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モーセがすべき事は、迷うことでもなく、思い悩むことでもありませんでした。
イスラエルのリーダーたちに会いに行き、直接話をすることだったのです。
神はこのように具体的に行動することをモーセに命じなさいました。
これで目先の指針はできましたが、神は先の先までご覧になっている御方です。
未来の障害や祝福のための備えまでも教えられます。
それらは第2、第3の策としてモーセに示されます。
以下、次回に続きます。
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聖書を通して示される神の御心があります。
安心して実行できるものを一つ選び、一歩踏み出す今日として参りましょう。
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