今日のみ言葉【No.3578】(2025年 3月 4日)「パリサイ人との対決(3)」

律法と預言者とはヨハネの時までのものである。それ以来、神の国が宣べ伝えられ、人々は皆これに突入している。
(ルカ16:16)
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「イエス様が生きていた時代には新約聖書はありません」
と言うと、「エッ?」と驚く人がいます。
現代のクリスチャンは旧約と新約が一体となった聖書を使っているので、
「聖書とは始めからそうなっているもの」
と無意識に思っているところがあるからでしょう。
しかし、よく考えてみればわかります。
新約聖書で言う「聖書」とは、私たちが言う旧約聖書のことです。
そして、その旧約聖書(ヘブル語聖書)の正式名称は、「律法、預言者、諸書」です。
この知識を背景にして、今日の箇所を読んでいきましょう。
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「律法と預言者」とは、ユダヤ人が認めるヘブル語聖書のことで、クリスチャンから見る旧約聖書のことです。
また、「ヨハネ」とは新約聖書の福音書を書いたヨハネのことではなく、キリスト来臨の前触れの使者であるバプテスマのヨハネのことです。
従って、
「律法と預言者とはヨハネの時までのものである」
(ルカ16:16)
とは、
「旧約聖書の世界はヨハネまでで終わりです」
ということです。
つまり、
「旧約の律法はバプテスマのヨハネの時まで有効で、それ以降は新しい時代に入ります」
ということになります。
ですから、
「それ以来、神の国が宣べ伝えられ、人々は皆これに突入している」
(ルカ16:16)
となるのです。
新改訳聖書では、さらにわかりやすく、こう訳されています。
「律法と預言者はヨハネまでです。それ以来、神の国の福音が宣べ伝えられ、だれもが力ずくで、そこに入ろうとしています」
(ルカ16:16)
時代はパリサイ人が作った口伝律法から解放され、メシアであるイエス・キリストを信じる方向に向かっていると語られているのです。
ギューッと縛られているところから解放されようとして、人々は無理にでも新しい世界に入ろうとしているという描写です。
いよいよパリサイ人に対する反論が本格化していきます。
以下、次回に続きます。
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すでに新しい時代に生きていることを明確に意識する今日としていきましょう。
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