今日のみ言葉【No.2825】(2022年 6月 1日)「創世記(31)『ノアの箱舟(9)」
さてノアは農夫となり、ぶどう畑をつくり始めたが、彼はぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。
(創世記9:20-21)
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「先生がお酒を飲まないのは宗教的な理由ですか?」
と尋ねられることがあります。
私はアルコールが合わない体質らしく、飲酒をすると頭痛と吐き気がし、陽気になるのとは反対に空しさが増すタイプなので、洗礼を機に一切飲まないようにしました。
40年たった今、健康維持の面で、本当に良かったなあと思います。
また、当然のことながら飲酒によって社会的失敗をする可能性はゼロです。
これを起こしてしまったのがノアでした。
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「さてノアは農夫となり、ぶどう畑をつくり始めたが」
(創世記9:20)
とあります。
ユダヤでは、ぶどう畑を所有しているということは経済的に裕福であることを意味します。
従って、この一文から、ノアは洪水後、大変苦労しながらやっと生きていたのではなく、食物にも健康にも豊かさを享受して生きていたことが表されています。
しかし、ノアとて罪人であり、完全な人間ではなかったことが
「彼はぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた」
(創世記9:21)
という文章からわかります。
簡単に言えば、お父さんが酒を飲みすぎて酔いつぶれてしまい、素っ裸の醜態を晒しながら寝転んでいたということです。
あれだけの大洪水と神の裁きの峻厳さを体験しておきながらでも、人はやはり欠けのある存在であり、完璧に正しいことを行い通すことはできないのだということが、この箇所からうかがい知ることができます。
ノアのこの記事は私たちにとって慰めであり教訓です。
慰めとは、あのノアとてそうなら、私たちはなおさら失敗をする人間であるということです。
教訓とは、だから気をつけて生きよということではなく、だから救い主が必要だということです。
どんなに注意深く生きても、人は罪を持った存在であり、神の前に完璧に生きることはできません。
ですから、イエス・キリストにより頼み、この方が私の罪を負って下さったのだと信じて、今の失敗を乗り越えて生きていけるのです。
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今日も赦しの恵みにより頼み、一歩々々歩んで参りましょう。
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