今日のみ言葉【No.3576】(2025年 3月 1日)「生活の処方箋(209)『自立型人間』」

それゆえ、見よ、わたしは彼女をいざなって、荒野に導いて行き、ねんごろに彼女に語ろう。
(ホセア2:14)

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あなたは《自立型人間》ですか、《依存型人間》ですか。

これからの時代は、自立型がより求められています。

依存型の人が最も困難を感じるのは、環境が変化する時です。

変化を極めて恐れます。

さらに、

「あなたの夢は何?」

と問われても、答えがありません。

寄らば大樹の陰で、自分にとって都合のいい人を捜し、そこにもたれかかって生きているからです。

もちろん、ある意味で依存型も必要かもしれません。

しかし、それだけだと、乗っている船もろとも沈んでいくことになります。

自立型の人は、孤独に耐えながら自分らしさを磨き上げていく人です。

ですから、現実の向こう側に大きな夢を描くことができます。

自立型の人は、花にたとえるならば、自分は何の花かを見出し、スミレなら、

「最高のスミレとして咲き、生きよう」

と、その人ならではの夢が生まれてくるからです。

依存から自立へ、考え、工夫したいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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依存型人間が自立型人間に造り変えられる訓練の場所は、「荒野(あらの)」です。

荒野は厳しい場所です。

しかし、神はあなたをビシビシと打ちたたいて成長させようとはなさいません。

その方法では、自分で自分を何とかしようとする自立型人間は育たないからです。

むしろ、打たれまいとして相手の意に沿うように自分を合わせる依存型人間ができてしまうだけなのです。

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旧約聖書ホセア書では、神に反逆するイスラエルを「彼女」という語に置き換え、こう語っています。

「それゆえ、見よ、わたしは彼女をいざなって、荒野に導いて行き、ねんごろに彼女に語ろう」
(ホセア2:14)

神が人間を荒野に誘うのは、孤独を味わわせるためです。

親しい人々からも拒絶され、自分が変わらなければ前に進まないことはわかっているが、以前と同じままで変われない自分に絶望する場所。

それが「荒野」です。

聖書は、人間はこの荒野でこそ神と深く交わり、本当の自分と向き合う時間が与えられることを示しています。

新改訳聖書の訳では、

「それゆえ、見よ、わたしは彼女を誘い、荒野に連れて行って優しく彼女に語ろう」

とあります。

荒野で神はあなたに厳しく語るのではなく、優しく語ってくださるのです。

「その時どう思ったのだ?」

「あなたは今どう感じるのか?」

と、あなたと同じ位置に立ち、やさしく、

「それはこういうことではないか?」

と語ってくださるのです。

そこでこそ人間は、「自分でいて良い」と感じ、自分の足で一歩進めていこうとします。

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もし、いま、あなたが、

「そうだ、自立型人間にならなければならないのだ!」

と駆り立てられているとしたら、それは他人に動かされている状態です。

つまり、依存型人間のままだということです。

「自立できない自分だ。依存のままで生きているのだ。それが私だ」

と、今の自分のありのままを受け入れること。

それが、自立型人間になるための第一歩です。

そのための荒野の孤独であり、そこで神の優しい言葉がじっくりと心に染み渡るのを待つのです。

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神はあなたを造り変えて下さいます。

信じて待つ。

その一日として参りましょう。

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