今日のみ言葉【No.3568】(2025年 2月12日)「成人したモーセ(2)」
モーセは恐れた。
(出エジプト記2:14)
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正義感にあふれる人は、自らの信念に絶対的な自信を持ちやすいので、行き過ぎた行動に出ることがあります。
目的達成のためには手段を選ばず、むしろ、それを正当化しようとするのでなおさらです。
結果的に、倫理や法の境界を超える行動に出ることがあります。
モーセはまさにこの例でした。
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成長したモーセは、自分がヘブル人であるという自覚がありました。
それで、
「ひとりのエジプトびとが、同胞のひとりであるヘブルびとを打つ」
(出エジプト記2:11)
のを見て、憤りを感じました。
彼は、ヘブル人を虐待したこのエジプト人を殺してしまいます。
「左右を見まわし、人のいないのを見て、そのエジプトびとを打ち殺し、これを砂の中に隠した」
(出エジプト記2:12)
これが過失か故意かを問い出すと、聖書の中心的メッセージから離れてしまいます。
見るべき点は、
「左右を見まわし、人のいないのを見て」
(出エジプト記2:12)
というところです。
これは、モーセが人を恐れていたことを表す描写です。
聖書の記述は、モーセの行動は神を思ってのことではなく、神中心の行動ではなかったということを明らかにしています。
これは、神への信仰に基づくものではなく、あくまで個人的な正義感から出たものだったのです。
彼は同胞愛を感じ、自分の力でヘブル人を解放しようとしました。
しかし、どんなに素晴らしく見えたとしても、神なき野望はサタンにつけ込む隙を与え、ついには潰れてしまうのです。
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翌日、モーセは自分の行いが見られていたことを知ります。
そこで彼が隠し持っていた恐怖の感情があらわにされます。
「モーセは恐れた。そしてあの事がきっと知れたのだと思った」
(出エジプト記2:14)
さらに、
「パロはこの事を聞いて、モーセを殺そうとした」
(出エジプト記2:15)
とあるように、モーセは公式に殺人犯として追われる身になりました。
栄光ある未来は、一夜にして消え失せてしまいました。
そして、彼の人生は、恐れが支配するようになりました。
モーセはこれからどう生きようとするのでしょうか?
以下、次回に続きます。
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神を恐れる信仰生涯を歩んで参りましょう。
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