今日のみ言葉【No.3567】(2025年 2月10日)「生活の処方箋(207)『自分で自分をほめる』」

わたしは確信する。死も生も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、その他どんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスにおける神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのである。
(ローマ8:38-39)

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人間は、自分をほめてもらいたい、受け入れてもらいたい、と願っています。

しかし、いくら満たしても満たしても、その欲求が弱まることがないのは、自分が自分のあるがままを受け入れていないからです。

仮に自分が30点とすると、30点ではとても恥ずかしいので、60点を装い、自分でない自分を人に見せます。

その仮の姿をほめてもらっても、本当の自分ではありませんから、真にうれしさがこみ上げて来ることはありません。

ですから、決して満足することがない、というからくりを生きるわけです。

「だって、本当の自分を見せたら、誰もほめてくれない」

と思っているのはあなただけです。

勇気を持って自分をさらけ出し、誰がほめなくても、自分で自分をほめてあげると、あなたらしさが輝き、人がそれをほめてくれるようになります。

そんなところから、人間の生き方、そして、生きがいが生まれてくるのです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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上記の文章を読んでも、実行に移さない方がおられます。

多くは、

「自分をほめろと言われても、抵抗がある。そんなことはやったことがないし、大体、ほめられた記憶がない」

と言われます。

ほめられる分量が十分ではなかったので、ほめられ慣れていないのです。

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生まれた時からプラスの評価が無条件で与えられ、常にほめられて育った人などいるのでしょうか。

どの国でも、皇室に生まれた人々がその典型的な例です。

彼らは、将来の天皇や国王・女王として見られ、厳しい躾を受けながらも、無条件の愛情と尊敬に囲まれて育ちます。

そうすると、ほめられることが当然となり、それが普通になります。

たとえば、大勢の人々の中を歩くとき、皆が笑顔で旗を振り、道を空けてくれたとします。

私なら、恐縮して前かがみになり、手を合わせるようにしながら

「すいません」

と言って、そそくさと通り抜けるでしょう!

しかし、皇室の方なら、手を上げ、

「ありがとう」

と言って、悠々と歩いて行かれることが容易に想像できます。

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誰がほめなくても、神は無条件にあなたを愛してくださっています。

使徒パウロは、神の愛を確信してこう書きました。

「わたしは確信する。死も生も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、高いものも深いものも、その他どんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスにおける神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのである」
(ローマ8:38-39)

イエス・キリストの十字架と復活が、私の罪のためであったと信じ、救いを得るなら、神の愛は無条件に注がれているのです。

そして、そこから引き離されることはないと約束されています。

ですから、これを基礎として、その上に自分の人生を建てるのです。

「私は愛されている」

と繰り返し自分に言い聞かせ、自分で自分をほめて良いと許可してあげましょう。

これが自分をほめる聖書的根拠となります。

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神の愛を確信できない人は、愛され慣れていないのです。

今まで無縁だったものは、なかなか受け入れることができません。

そういう人は、まず頭で、御言葉の約束を真実だと受け入れましょう。

まだ心には響かなくても、理性でなら受けとめることができます。

「実感は無いが、そういう理屈になっているのだ」

という程度の理解から始め、徐々に神との交流を続けていくのです。

その現実体験の数々の中から、愛され体験が芽生えます。

そうすると、

「神が私を愛しているのなら、私も私を愛していいかなあ…」

と、自分を許し、ありのままの自分で生きる瞬間が訪れます。

そのようにして、自分をほめる生き方が軌道に乗っていくのです。

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神の愛を探し、それをじっくり味わう今日として参りましょう。

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