今日のみ言葉【No.3563】(2025年 2月 5日)「モーセの誕生(4)」
その子が成長したので、彼女はこれをパロの娘のところに連れて行った。そして彼はその子となった。彼女はその名をモーセと名づけて言った、「水の中からわたしが引き出したからです」。
(出エジプト記2:10)
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「薬の歴史」というジョークがあります。
「お医者様、耳が痛いのですが」
と訴える患者に対して、医者の処方は、
紀元前2000年:「ここに植物の根がある。これを煎じて飲みなさい」
紀元前1000年:「あの根は異教徒のものだ。この祈りを捧げなさい」
19世紀:「祈りは迷信です。この水薬を飲みなさい」
20世紀前半:「あの水薬の正体はヘビの油です。この錠剤を飲みなさい」
20世紀後半:「あの錠剤は効果が薄い。抗生物質を服用しなさい」
21世紀:「抗生物質は人工の物です。天然由来のこの植物の根を煎じて飲みなさい!」
最高を目指して最初に戻るおかしさが笑えますが、パロも知らずしてこの状態に陥りました。
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ミリアムの機転と神の導きによって、モーセの母親は我が子を自分の手で育てられるという恵みに与りました。
しかし、乳母の役目は乳離れするまでです。
モーセが3歳か4歳頃に、彼女は子供と別れなければなりません。
すべてを神の御手にゆだねて、母ヨケベデはモーセをパロの娘に返しました。
「その子が成長したので、彼女はこれをパロの娘のところに連れて行った」
(出エジプト記2:10)
驚くべきは次の記述です。
モーセと名づけられたその子は、
「そして彼はその子となった」
(出エジプト記2:10)
とあるように、パロの娘の子となり、パロの王宮で育てられることになったのです。
新約聖書ではその事がこう書かれています。
「パロの娘が拾いあげて、自分の子として育てた。モーセはエジプト人のあらゆる学問を教え込まれ、言葉にもわざにも、力があった」
(使徒7:21-22)
栄養十分な環境でエジプト最高の学問を学び、いわば帝王教育を受けたのです。
モーセが強力なリーダーシップを持ってイスラエルの民を導けたのは、この時の教育が土台となっていたことは疑いようがありません。
かつて
「ヘブルびとに男の子が生れたならば、みなナイル川に投げこめ」
(出エジプト記1:22)
と声高に叫んでいたパロが、ナイル川から引き上げられた子を自分の王宮で育てるようになったとは、何という皮肉でしょうか。
ここに神の裁きと不思議な摂理を見ます。
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あなたの人生にも神のドラマは進行中です。
神の視点から自分の人生を見ていく今日として参りましょう。
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