今日のみ言葉【No.3562】(2025年 2月 4日)「不正な家令の話(5)」

ところが主人は、この不正な家令の利口なやり方をほめた。この世の子らはその時代に対しては、光の子らよりも利口である。
(ルカ16:8)
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お酒の主成分は、化学式 C2H5OH で表されるエタノールでアルコールの一種です。
ちまたでは、「酒は百薬の長、過ぎれば百毒の長」と、酒の功罪についての評がありますが、理数系の人なら、
「ああ、炭素原子(C)2個に水素原子(H)5個がついて、さらにOH基がついた有機化合物ね」
という分子モデルのイメージを持てるでしょう。
これは、アルコールによる影響に惑わされず、その本質を見極めるということです。
今日の聖句を理解するには、このような客観的な視点が必要です。
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主人はこの家令の不正な行動を知って、どのような反応をしたでしょう。
「ところが主人は、この不正な家令の利口なやり方をほめた」
(ルカ16:8)
何と、「ほめた」というのです。
しかし、よく読むと、主人は不正な家令をほめてはいません。
主人がほめているのは、
「利口なやり方」
です。
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では、その利口なやり方とは何でしょう。
主人の次の言葉がヒントとなります。
「この世の子らはその時代に対しては、光の子らよりも利口である」
(ルカ16:8)
「この世の子ら」とは神を信じない者で、「光の子ら」は神を信じる者です。
「この世の子ら」は来世があることを認めませんから、現世のみが自分のいる世界となります。
今いるこの時が全てなのですから、それこそ必死になって自分の終わりを避けようとします。
つまり、この不正な家令にとって「終末」が目の前に迫ってきたので、それ以降の新生活のためにあらゆるチャンスを用いて真剣に活動したということです。
主人はそれをほめたのです。
イエス様が、
「神を信じ、永遠の命の救いを信じ、終末を信じているあなたがたは、この家令のような真剣さを持って来るべき天国に備えているか」
と問うているかのようです。
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人生に、そして世に終わりがあることを意識し、真剣に備える生き方をしていきましょう。
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