今日のみ言葉【No.1692】(2018年 1月24日)「 信じて行う」
信仰によって、アブラハムは、受け継ぐべき地に出て行けとの召しをこうむった時、それに従い、行く先を知らないで出て行った。
(ヘブル11:8)
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旅にトラブルはつきものですが、日本のように完璧に整備されていない海外ではなおさらです。
私も今まで数多くのトラブルに遭遇しました。
乗継地のアトランタで荷物が降りてこないので、2時間後の飛行機に乗れるかどうか大いに焦りました。
韓国では滞在中にもらったパンフレットの中に政治的内容のものがあったらしく(ハングル文字なのでわかりませんでした)、出国手続きの際に別室で厳しい取り調べを受け、ギリギリで飛行機に滑り込みました。
オーストラリアでは搭乗者リストにあるはずの私の名前がなく、帰国未確定の期間が数日ありました。
そんな大変な思いをして、それでも行くのは、大げさな表現になるかもしれませんが、そこに使命を感じるからです。
神の言葉、召しに対する責任を果たすということです。
信仰によって遠くカナンの地を目指したアブラハムも同じだったことでしょう。
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信仰生活とは、神の言葉への応答です。
神から与えられたと信じる使命を果たすため、自分の責任を全うしようとして生きることです。
使命や責任という言葉を聞くと、なにか堅苦しい、自分を縛るような感覚を覚えるかもしれませんが、これがない人生はただ日常生活に流される人生となりがちです。
ずっと地面を見て土をほじくり、虫やミミズを探して食べ、一生飛ぶことをしないニワトリも鳥ですが、空を見上げて大空を自由に飛び回る鷲も鳥です。
人間にも人生の飛び方があるとするならば、「どうせ飛べない」と思い込むのではなく、神が自分に語りかけて下さったと信じる言葉によって、信仰の一生を送る生き方をお選びになったらいかがでしょうか。
まず信じて行動してみる。
神様はその小さな一歩を祝福してくださいます。
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クリスチャンの方ではありませんが、一般の世界でも信じて行うことによって新しい世界が開けていく例です。
うつで苦しんでいた主婦が医者からこうアドバイスされました。
「あなたの悩みを全部書き出してみなさい。そして、主語が『私は』以外のものは全部消してしまいましょう」
彼女はお医者さんの言葉を信じ、実行に移してみました。
するとどうでしょう、彼女が書きだした悩みは全部消えてしまいました。
なぜなら、全て「他人」が主語だったからです。
「夫が○○してくれない」
「子供が言うことを聞かない」
医師はこう説明しました。
「他人が主語の悩みは、自分では解決できません。これまで繰り返し述べてきたように、『相手は変えられない』からです。なので、そこで悩んでしまうと自分が苦しむだけです」
「こうした状態に陥らないためには、相手を信じ、変わるかどうかは相手に任せてみることです。それだけで、まずは自分が楽になります。さらにしばらくすると、相手も伸び伸びとしはじめるでしょう」
(宮島賢也著、『医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣』、KADOKAWA、P89)
医師を信じ、相手を信じることを教わったこの主婦は、きっと家族を信じ、周りの人を信じることを始めたことでしょう。
それによって全ての問題が彼女の思い通りに解決するかどうかはわかりませんが、自分の心を縛っていたものから解放されることは明らかです。
聞いたことを信じ、そしてやってみること。
聖書の世界ではそれを「信仰」と呼びます。
このような体験を土台として、やがて人は見えない神を信ずる世界へと導かれていくのです。
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聞いて信じる。
この一歩を進める今日として参りましょう。
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