今日のみ言葉【No.2480】(2021年 2月26日)「復活のイエスと弟子たち(6)」

弟子たちは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主も彼らと共に働き、御言に伴うしるしをもって、その確かなことをお示しになった。
(マルコ16:20)

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今日でマルコによる福音書の最終章最終節にやって来ました。

マルコ講解シリーズは完了し、次回からはルカによる福音書に移ります。

マルコ福音書の最後は現代にも続く言葉で綴り終えられています。

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イエス・キリストが昇天し、神の右に座し、すべての権威を授けられた後、弟子たちはどうしたでしょうか?

「もう後は神様が全部やってくれるから我らは昼寝でもしていよう」

となっていたでしょうか?

いいえ、

「弟子たちは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた」
(マルコ16:20)

と行動し始め、彼らの伝えた福音が今の私たちにも及んでいる事実を見ます。

なぜでしょう?

それは、死という人間が逃れられない縛りがキリストの復活により無力になり、死は私たちの終りではなくなったという良き知らせを、一人でも多くの人に伝えたいという熱い思いが湧き出たからです。

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復活を知らない人生では自分の死を恐れ、愛する人の死を恐れます。

イエス・キリストの復活がなければ、愛する人の死に出遭った時、そこで強要されるのは「あきらめ」です。

いくらあがいても、死によってつながりは断ち切られます。

その後ゆるされるのは「追憶」だけです。

しかし、キリストの復活によって、私たちには「待ち望む」という信仰が与えられました。

やがて時至り、復活のからだが与えられ、愛する者と天国で再会できる希望を持って今を生きることができるようになったのです。

死別の悲しみは、復活を信じることによって、慰めと希望に変わります。

弟子たちはこのグッドニュースを伝えずにはおれなくて、至る所で福音を宣べ伝えたのです。

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かつてフジテレビに、国際派キャスターとして高い評価を受けた山川千秋という方がおられました。

放送中、突然声が出なくなるというハプニングに襲われ、それは食道ガンが原因であることがわかりました。

彼は告知されてから半年後に55歳の生涯を閉じましたが、クリスチャンの奥様の導きにより洗礼を受け、天国の希望を持って死を迎えられました。

この世的には、働き盛りでまだまだこれからという矢先の無念の死、という表現になるのかもしれませんが、キリストの復活を知った後の山川氏の思いはそれとは全く違ったものとなっていました。

それは、彼の死後、奥様との共著という形で出版された本の題名に現れています。

『死は「終り」ではない』(文春文庫、1991年)

人生は死で終りではなく、その先に永遠の世界があり、キリストの復活を信じる者は天国で祝福の時を過ごす希望が与えられているのです。

死を正しく理解し、死に対する解決が与えられて初めて、真の生き方を始めることができます。

キリストの復活を信じた者には主イエスご自身が伴って下さり、山川氏のように死後もなおこの世に希望を与える働きをさせていただく恵みが与えられているのです。

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復活の希望に満ちあふれた一日として、今日を生きて参りましょう。

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