今日のみ言葉【No.3456】(2024年 9月19日)「ヤコブとパロ(1)」
この国に寄留しようとしてきました。
(創世記47:4)
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オーストラリアで6ヶ月の教会研修を受けようとしたら、ビザが下りずに2ヶ月間に短縮されたことがあります。
不法移民になる可能性を疑われたからです。
アメリカの神学校に留学する際は、学生ビザを取得していたので問題はありませんでした。
学業を終えるまでの限定的滞在と決まっていたからです。
外国では、旅行者や寄留者であるなら滞在が許されます。
ヤコブ一家はエジプトでは寄留者であることを明白に宣言し、必ずカナンの地に戻る決意があることを示しました。
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エジプトに到着したヤコブたちは、ヨセフの導きでパロと面会します。
そして打ち合わせ通り、ゴセンの地に住むことを願い出て、許されました。
「エジプトの地はあなたの前にある。地の最も良い所にあなたの父と兄弟たちとを住ませなさい。ゴセンの地に彼らを住ませなさい」
(創世記47:6)
エジプト国家に貢献しているヨセフの家族だから優遇するということもありますが、ヤコブ一族がエジプト居住を許されたのは、
次の言葉が決め手となったからだと考えられます。
「この国に寄留しようとしてきました」
(創世記47:4)
寄留とは永住ではなく、一時的にこの場所に住むことを言います。
寄留者であるとは、やがて元の場所に戻るか、あるいは別の場所に移動することが前提です。
ヤコブ一族が来た時は飢饉の真っ最中です。
そんな時に、自国の民以外に食料の消費者を入れたら、さらに食物が足りなくなって大変な事になります。
あくまでも「限定的滞在の旅人・寄留者」なのでエジプトの地に一時的に住むことを許可された、と考えるのが理にかなっています。
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信仰者は皆、この世の寄留者です。
「これらの人はみな、信仰をいだいて死んだ。まだ約束のものは受けていなかったが、はるかにそれを望み見て喜び、そして、地上では旅人であり寄留者であることを、自ら言いあらわした」
(ヘブル11:13)
私たちは、一時的に「この世」に滞在し、やがて天に帰る存在なのです。
そのことを思いめぐらす時に、世のしがらみの一つ一つを切り離す力が与えられます。
自分の意見を言い表す勇気が与えられ、たとえ嫌われてもいいから真実を伝えようという思いに変えられるのです。
ヤコブのこの生き方は、私たちが見習うべき生き方です。
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この世の寄留者として生きていることを確認する今日として参りましょう。
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