今日のみ言葉【No.3454】(2024年 9月17日)「招いた主人への教え(2)」

むしろ、宴会を催す場合には、貧乏人、不具者、足なえ、盲人などを招くがよい。そうすれば、彼らは返礼ができないから、あなたはさいわいになるであろう。
(ルカ14:13)

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日本では障害者の安定雇用を目的とした「障害者雇用制度」があります。

これは従業員40人以上の事業主に適用され、民間企業の法定雇用率は2024年4月から2.5%に引き上げられました。

たとえば常時雇用している従業員が100人の企業なら、

100人×2.5%=2.5人≒2人(小数点以下は切り捨て)

となり、2人以上の障害者雇用義務があることになります。

この割合を100%とせよという非現実的提案がなされているように見えるのが今日の箇所です。

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イエス様は、宴会を催す場合には、

「貧乏人、不具者、足なえ、盲人などを招くがよい」
(ルカ14:13)

と言われました。

これは、イエス様が

「パーティーのやり方を変革しなさい」

と言っているわけではありません。

なぜ経済的弱者や障害者を招けと言われるのか、その理由は、

「彼らは返礼ができないから」
(ルカ14:13)

です。

そして、そのようにすると、

「あなたはさいわいになる」
(ルカ14:13)

と言われるのです。

どういうことでしょうか?

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たとえばアメリカ社会では、大企業ほど積極的にチャリティーを開催します。

そうやって、利益を社会に還元していることを示すのです。

すると、当然、

「あそこは良い企業だ」

という評価を受けます。

反対ならどうでしょう。

儲けを弱者救済に使わず、自分だけの利益追求をする会社です。

当然、悪評が立ちます。

そうすると、イエス様のお話も、

「なるほど、そういうことか。自分たちだけが良い思いをしているという悪評を立てられずに済み、逆に人々から高評価を得られるという、うまいわざなのだな」

と考える人も出てくるでしょう。

パリサイ人のかしらが開催する食事会や宴会は、人間関係をつなぎ止めるためです。

この世の生活ではそれで意義があります。

しかし、イエス様が見ておられるのは天国での報いです。

地上の価値観と天上の価値観とは違うのです。

それが最後の言葉で表されます。

以下、次回に続きます。

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目を天に向け、天から地上を見る今日として参りましょう。

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