今日のみ言葉【No.3259】(2024年 1月12日)「イエスの主権を認める(4)」
あなたがたが会堂や役人や高官の前へひっぱられて行った場合には、何をどう弁明しようか、何を言おうかと心配しないがよい。言うべきことは、聖霊がその時に教えてくださるからである」。
(ルカ12:11-12)
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今日の聖句をある人がこう解釈したとしたらあなたはどう思われますか?
「明日の日曜日、発表があるけど、まだまとまっていない。どうしよう?そうだ、聖書に『言うべきことは、聖霊がその時に教えてくださる』とある。神様の守りと配慮があるから、発表当日に天からスルスルと言葉が降りてきて、私は語ることができるんだ。それなら何も準備しなくても大丈夫。さあ、もう寝よう」
何と能天気な、とクスリと笑えるかもしれませんが、この人が牧師で、翌日の礼拝説教の準備がこの状態だとしたらどうでしょう?
聞くあなたは生煮えの料理を食べさせられるようなものです。
聖書の言葉をある部分だけ取り出し、自分の都合の良いように解釈してはいけないことが、このことからよくわかるのではないでしょうか。
何事も周到な準備は欠かせません。
人間の努力がなければ物事は完成しません。
では、今日の聖句の意味は何なのでしょうか。
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どんな文書でもそうですが、聖書を読む時でも、文脈に注意して読む必要があります。
ここは福音伝道をするということがテーマの箇所です。
「だから、あなたがたが暗やみで言ったことは、なんでもみな明るみで聞かれ、密室で耳にささやいたことは、屋根の上で言いひろめられるであろう」
(ルカ12:3)
福音が語られる時、そこには必ず迫害が伴うとイエス様は言われます。
しかし、恐れないで語れ、とおっしゃるのです。
「あなたがたが会堂や役人や高官の前へひっぱられて行った場合」
(ルカ12:11)
とはその迫害の場に出された時のことをいいます。
その際には、
「何をどう弁明しようか、何を言おうかと心配しないがよい。言うべきことは、聖霊がその時に教えてくださるからである」
(ルカ12:11-12)
となるというのです。
これは、あくまでも伝道をし、迫害を受けた時に聖霊が言葉を授けて、より大きく福音が伝えられるように神が働いて下さるという約束です。
人間が手を抜いて怠惰でいても神様が助けて下さり、万事を益として下さるということではありません。
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今や誰でも、天動説は間違いで地動説が正しいと知っています。
地球を中心に天体が動くのではなく、地球は太陽を中心にして回らされている側であるということです。
何でも自分中心に考えると、どうやっても説明のつかないことが出てきますが、神を中心に自分は動かされ、生かされているのが本当なのだと認めると、今まで納得できなかったことにも説明がついてきます。
自分中心から神中心に見方を変えること。
これが次の「愚かな金持ちの話」にも通じていきます。
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日常生活では準備をし、努力をして下さい。
伝道し、迫害された時には、聖霊は最善の言葉をあなたに授けて下さいます。
愛をもって準備し、福音を語る努力をしましょう。
その時、無視や反対、あるいは妨害を受けたら、聖霊は語る言葉をあなたに与えて、かえって福音が広まるように働いて下さいます。
神の御心を歩む今日でありますように…。
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