今日のみ言葉【No.671】(2013年10月12日)

われわれのしている事はよくない。きょうは良いおとずれのある日であるのに、黙っていて、夜明けまで待つならば、われわれは罰をこうむるであろう。
(列王紀下7:9)

——————

列王紀下7章には痛快な物語が記されています。

敵国スリヤ軍に取り囲まれ、サマリヤの人々は飢饉に陥りました。

4人のらい病人たちはスリヤ軍のいる方に行き、食べ物を探そうとしました。

スリヤ軍に捕らえられたら死んでしまうが、黙ってここにいても飢えて死ぬだけ…。

ならば可能性にチャレンジしよう、と、追い詰められたがゆえに、彼らは前向き肯定的生き方を選択しました。

-*-*-*-*-*-*-

するとどうでしょう、スリヤ軍の陣地は空っぽで、食べ物も武器も金や銀もすべて置き去りにされていました。

これは、

「主がスリヤびとの軍勢に戦車の音、馬の音、大軍の音を聞かせられた」
(列王紀下7:6)

ので、彼らはあわてて逃げ去った後だったからです。

4人のらい病人たちはむさぼるようにして食べました。

金、銀、衣服も持ち出し放題です。

-*-*-*-*-*-*-

やがて彼らは、はたと我に返ります。

それが今日の聖句です。

「われわれのしている事はよくない。きょうは良いおとずれのある日であるのに、黙っていて、夜明けまで待つならば、われわれは罰をこうむるであろう。」
(列王紀下7:9)

彼らは王にこの良き知らせを伝え、民は飢饉から救われます。

実はこのことは、前日にエリシャが預言したことでした。

「あすの今ごろサマリヤの門で、麦粉一セアを一シケルで売り、大麦二セアを一シケルで売るようになるであろう」。
(列王紀下7:1)

大量に物資が入るので、経済生活が日常生活に戻る、ということです。

4人のらい病人たちは、知らずにこの預言の成就の力となったのです。

-*-*-*-*-*-*-

神に用いられる人生とはこのようなものです。

勇気を出して挑戦し、賭けに勝ったようなものですから、この4人は「お宝は全部我々の物だ!」と思ったことでしょう。

その証拠に、彼らは食い飲みした後、

「そこから金銀、衣服を持ち出してそれを隠し、また来て、他の天幕に入り、そこからも持ち出してそれを隠した。」
(列王紀下7:8)

とあります。

きっと何度も往復し、持ち出しては保存し、持ち出しては保管し、の繰り返しをしたのでしょう。

そして恵みでこれ以上無いくらいに満たされた時、この恵みは他者と分かち合うべきなのだ、と思い至ります。

ここが人生の分岐点です。

祝福を分かち合う。

このことが神の計画を進めるのです。

-*-*-*-*-*-*-

そのためには、分かち合うことができるほどまでに、まず恵みを与えていただきましょう。

神が祝福を注がれるのは、あなたを通して他者がその祝福を受け取るためです。

まずあなたが祝福を受け、十分恵まれた後、祝福のフリーマーケットを開くことができるのです。

-*-*-*-*-*-*-

神に用いられる人として、今日一日を送ることができますように…。

-*-*-*-*-*-*-

●配信停止は下記に空メールを送信して下さい。
del@mikotoba.org

●お申し込みも同様です。
reg@mikotoba.org