今日のみ言葉【No.2840】(2022年 6月18日)「アブラハムの祝福の契約（6）」

あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」。
（創世記12:3）

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週刊朝日の名物編集長だった扇谷正造氏は、その著『諸君！名刺で仕事をするな』（PHP研究所）でこのように言っています。

「名刺を見て、人が自分を丁重に扱ってくれるのは、自分個人の力ではない。その名刺に書かれた肩書と会社の信用によって丁重に扱ってくれる。会社の信用と実力を尊重し、頭を下げるのであって、 決して自分に下げているのではないのだ」

バックの力があっての個人だということです。

アブラハムの背後には偉大な神がおられました。

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アブラハムには神という強力な「後ろ盾」があるというのが今日の聖句です。

神の存在はアブラハムの人間関係において明らかにされます。

「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう」
（創世記12:3）

彼を援助し、祝福する間柄なら、神はその人を祝福し、反対にアブラハムを攻撃する人は、神から反撃を食らってしまうということです。

この契約はアブラハムの子孫であるイサク、ヤコブへと受け継がれ、後のイスラエル民族全体が契約の対象者となります。

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さて、新約時代に入ってイエス・キリストを信じた者はどうなのでしょう？

クリスチャンはアブラハム契約を受け継いだ者としてこの約束が適用されます。

あなたがイエス様を救い主と信じ、祝福の基となる決心をしたならば、無条件にあなたに神の祝福が注がれます。

それは創世記12章3節の最後に、

「地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」（口語訳）

「地上のすべての民族は、あなたによって祝福されます」（新改訳）

「地上の氏族はすべてあなたによって祝福に入る」（新共同訳）

とあるように、他者が祝福されるためです。

イエス・キリストを信じたあなた一人の存在を通して、背後の何千何万もの人々が神の祝福に与るのです。

あなたはまだ見ぬ人々から待たれている存在なのです。

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19世紀の英国ノッティンガム市に一人の男の子が誕生しました。

名前はウィリアム・ブース（William Booth）。

お母さんは幼いビル（ウィリアムの愛称）に向かって、毎日、

「ビル、世界中の人が、あなたを待っているのよ」

と語っていました。

お母さんの祈りを神は聞き届け、その子を通して神の祝福を世に行き渡らせて下さいました。

ウィリアム・ブースは救世軍の創設者となり、貧しい人々の救済に努め、その働きは日本でも山室軍平、新島八重へとつながっていったのです。

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あなたを通して神の祝福は広がっていきます。

今日もその一日を送って参りましょう。

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