今日のみ言葉【No.3026】(2023年 3月 7日)「72人の派遣(2)」
さあ、行きなさい。わたしがあなたがたをつかわすのは、小羊をおおかみの中に送るようなものである。
(ルカ10:3)
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サッカーにホーム(Home)とアウェイ(Away)があります。
自分のチームの本拠地のスタジアムで試合を行なう場合がホーム。
相手チームのスタジアムで行う試合がアウェイとなります。
ホームでは選手たちの移動の必要がありませんし、地元のサポーターが大観衆となって応援してくれるので有利です。
一方、アウェイの試合ではその逆となり、さらに気候の違いやスタジアムの特性などが加わるので、不利になります。
イエス様が72人を伝道に遣わすに当たり、それはアウェイでの試合のようなものだと語っておられるのが今日の箇所です。
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イエス様は
「さあ、行きなさい」
と72人の弟子たちに出て行くように命じましたが、次の言葉は驚くべきものでした。
「わたしがあなたがたをつかわすのは、小羊をおおかみの中に送るようなものである」
(ルカ10:3)
私はこの箇所を最初に読んだ時、ゾッとしました。
小羊が狼の中に送られたら、戦うすべがない小羊は皆食われて死んでしまいます。
「伝道とは命がけ、死を覚悟しなければならないことなのか…」
と思ったのです。
江戸時代に多数のキリシタンが迫害され、殉教の死を遂げましたが、私が生まれ育った山形県米沢市でも「北山原殉教遺跡」があり、小学校の頃からその歴史を習っていた私は、
「キリスト教の話をしたら、自分も迫害され、殉教して死ななければならないのだ」
という結論に達したわけです。
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しかし、それは現代に生きる日本人の私が考えたことであって、2000年前のユダヤでは意味が違います。
「小羊をおおかみの中に送る」
とは当時のユダヤの格言で、「小羊」がユダヤ人で、「おおかみ」は異邦人のことを指しているのです。
ですから、
「仲間とは受け取ってもらえないよ」
「歓迎されずに拒絶されるよ」
というアウェイ体験をすることをあらかじめ予告された言葉なのです。
実際どうであるかは次回お伝えします。
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この世は神と敵対し、神の国の価値観とは対立して受け入れてもらえないのが基本線です。
その現実はありますが、神の恵みも共に見出されます。
神の光が照らす場所を見出す今日でありますように…。
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