今日のみ言葉【No.3133】(2023年 7月18日)「パンを借りるたとえ話(3)」

そこでわたしはあなたがたに言う。求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。
(ルカ11:9)

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スポーツジムに行くと、ずらりと最新器具が置いてあり、

・ダイエットで5kg痩せるのはすぐです。

・肩こりや腰痛を減らせます。

・筋力が強化され、体幹が強くなります。

というキャッチフレーズに心躍ります。

しかし、それを使って運動するのは自分であり、この自分が頑張らなければ、そこは器具の展示場にしか過ぎません。

前回のメールで、人間が神を信じ、友と呼ばれる関係になったからといって、必ずしも必要なものが天から与えられるのではなく、結局は人間の頑張りがなければならないのであり、努力して求めなければ何も得られないよ、という悲しい結論かという問いを発しました。

今日はそれに対する答えです。

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この箇所で、神は間違いなく人間の継続的努力を要求しておられます。

「そこでわたしはあなたがたに言う。求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう」
(ルカ11:9)

「求め」、「捜せ」、「たたけ」という命令形はすべて現在形のギリシャ語で書かれており、それは一時的なその場限りの行動ではなく、継続的命令を意味するからです。

つまり、何回も、「求め続けよ」、「捜し続けよ」、「たたき続けよ」なのです。

ただし、何でも頑張り通せということだという解釈をしたら、それは間違いになります。

では正しい解釈とは何でしょうか?

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イエス様の言葉にはユダヤ式論理があります。

ヘブル語のカル・バホメルというもので、【小】から【大】、【大】から【小】へと話を進める論理法です。

具体的にこの箇所で説明しましょう。

ここでは、

「こんなに心の冷たい友人【小】でも、ものすごく継続的に願われたら、その願い通りにしてあげるでしょう」

ということを言っています。

とすると、

「心の温かい人【大】に願ったら、その願いなどすぐかなえられるではないか」

ということなのです。

これがカル・バホメル、【小】から【大】への論理です。

つまり、

「愛が冷えている人【小】に対してでも、一生懸命、継続的に願えば、こちら側の要求をかなえてくれる場合があるとするなら、ましていわんや、あなたを愛してやまない神様【大】にしきりに願い、継続して祈っていったら、かなえられないことなど無いでしょう」

ということなのです。

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神は続けて祈っているあなたの祈りに答えようとしておられます。

ですから、祈る時の祈り方は、

「求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう」
(ルカ11:9)

となるのです。

1回祈っただけで後はやめる、というのは正しい祈り方ではありません。

祈りに答えようとしておられる父なる神がいらっしゃるのだ、と私たちは神様のイメージを修正して祈らなければなりません。

父なる神は、「アバ(お父ちゃん)」だとイエス様が明らかにして下さったからです。

「お父ちゃん」と呼べる親しい、愛にあふれた温かい御方だから、私たちは求め続け、祈り続けられるのです。

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愛の父なる神に祈り続ける今日として参りましょう。

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