今日のみ言葉【No.2872】(2022年 8月 5日)「長血の女の癒やしとヤイロの娘のよみがえり(7)」
イエスがまだ話しておられるうちに、会堂司の家から人がきて、「お嬢さんはなくなられました。この上、先生を煩わすには及びません」と言った。
(ルカ8:49)
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ラインホルド・ニーバーの祈りです。
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神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。
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人生には、自分が思い描いたシナリオ(脚本)通りに進む時と、シナリオ通りには進まず、それを書き換えなければならない時と、本当に自分ではどうしようもなく、脚本そのものを捨てなければならない時があります。
ヤイロの人生脚本はどうだったでしょうか?
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ヤイロが思い描いていたシナリオは、
「自分の熱意にイエス様が動かされ、すぐ家に来てくださり、娘に手を置いて祈られると、病が治り、娘は元気になる」
というものだったでしょう。
しかし、長血の女の出現によって、彼の思いは一時中断を余儀なくされました。
さすがに彼は会堂司なので、イエス様の行動を自分の思いで止めることなく、きちんと待っていました。
しかし、その心中を察するには余りあります。
「早く、一刻でも早く…」
という思いをグッと飲み込んで忍耐していたことは間違いないでしょう。
やがて長血の女の癒やしが公のものとなり、一件落着しました。
ヤイロの心には、
「これでもう大丈夫」
という平安が戻り、期待に胸弾ませながら、病気の娘が待つ家へイエス様をお連れしようとしたはずです。
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しかし、ルカはその時の出来事を、冷静客観的にこう記述しています。
「イエスがまだ話しておられるうちに、会堂司の家から人がきて、『お嬢さんはなくなられました。この上、先生を煩わすには及びません』と言った」
(ルカ8:49)
天国から地獄、奈落の底へ突き落とされたとはこのことです。
あれほど恐れていたことが、今起きてしまったのですから…。
ヤイロの心には様々な思いが駆け巡ったに違いありません。
しかし、死んでしまったら、もう全ては終わりです。
ヤイロは自分のシナリオに
「終了」
と書き込もうとしました。
しかし、まさにその瞬間、イエス様は
「継続」
と書き加えられたのです。
「しかしイエスはこれを聞いて会堂司にむかって言われた、『恐れることはない。ただ信じなさい。娘は助かるのだ』」
(ルカ8:50)
以下、次回に続きます。
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人生のシナリオは、あなたの手では終わらせられません。
イエス様と共に、今日も新たに書き加えていく一日として参りましょう。
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