今日のみ言葉【No.2541】(2021年 5月21日)「本当の実力」
さて、イエスは聖霊に満ちてヨルダン川から帰り、荒野を四十日のあいだ御霊にひきまわされて、悪魔の試みにあわれた。
(ルカ4:1-2)
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「寛大になるには、年をとりさえすればよい。どんなあやまちを見ても、自分の犯しかねなかったものばかりだ」
と言ったのはゲーテです。
人は多くの試みに会い、それによって自分の真の姿を知ります。
イエス様は悪魔からの誘惑という試金石で試され、本物であることを証しされました。
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イエス様は準備万端、体調を整えて悪魔に対抗したのではありませんでした。
「荒野を四十日のあいだ御霊にひきまわされて、悪魔の試みにあわれた」
(ルカ4:2)
とあります。
御霊にひきまわされたということは、
「我こそは神の子、救い主イエスなり。悪魔よ出てこい。いざ、尋常に勝負せよ!」
と武士の決闘のように出て行ったということではありません。
自分の思いで荒野に出たわけではなく、それとは裏腹に、聖霊によって荒野に追いやられ、悪魔と出会わせられたという方が真実に近いでしょう。
神様が出す試験は、こちら側に余裕のない時に行われます。
それによって自分の本当の実力が測られるからです。
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かつて教会で心の痛んだ青少年をお預かりしていた時のことです。
彼らが24時間している仕事は、人を試すことです。
教会スタッフや牧師が
・疲れた時
・空腹な時
・クレームを受けてストレス満載の状態の時
に、次の行動をどうするのか虎視眈々と見つめます。
そうする目的は
「どうせあんたも親と同じで、私なんかより自分のことのほうが大事なんでしょう」
という事実をつかむことです。
しかし、否定的結果を予想する裏側には、逆に強烈な
「あなたは本当に私のことを愛してくれますか?」
という期待があります。
ですから、関わる側がそこでニコッとできるかどうかが勝負なのです。
「そうだね。そんなことより、あなたの心のほうが大事だ」
と笑顔でその人に対することができるほどの実力が備わったなら、彼らの心は癒やされていきます。
問題は相手側にあるのではなく、関わるこちら側にあったのです。
神はそのことに気づかせ、私たちを本当の愛の人とならせるために、試みに会わせるのではないでしょうか。
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神様からの試験にパスする今日でありますように…。
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