今日のみ言葉【No.3509】(2024年11月25日)「生活の処方箋(189)『人生の三冠王』」

主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた。
(出エジプト記20:11)

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野球選手にとって、「三冠王」は大変名誉なことです。

一人一人も人生の「三冠王」になれるのです。

第一は「感」。

感謝、感動の薄くなった時代です。

どのような事にも感謝の心を忘れずに生きたいものです。

その秘訣は、慣れっこにならず、人と比べないで生きることのようです。

第二は「歓」。

物やお金や形にこだわっていると、本当の喜びが失せてきます。

自分のことばかりに生きると、喜びより嫉妬心や憎しみが生まれますが、人や世のために生きると、喜びが泉のように湧いてきます。

三番目は、「閑」。

暇(ひま)とは、「日間(ひま)」(日の間)と書くそうですが、忙しいからこそ自らを振り返り、計画を立て、何が人生で大切かを思い起こし、立ち戻りつつ生きたいものです。

暇とは「無駄な時間」ではなく、そのように、目先のことではなく、永遠を見つめる時間を言うようです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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神がモーセに与えた十戒の中で、

「安息日を覚えて、これを聖とせよ」
(出エジプト記20:8)

という戒めがあります。

これは神に対して人間が取るべき基本的態度を表していますが、その理由がこう書かれてあります。

「主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた」
(出エジプト記20:11)

これを読んで、

「そうか、神様も6日間働きづめではさぞ疲れたのだろう。休みが必要だから、人間にも休めとおっしゃっているのだな」

などと考えてはいけません。

神は7日目を境に、創造の仕方を変えられたのです。

創世記1章を見ると、6日間は、すべて言葉による創造でした。

しかし、神は7日目に方向転換されたのです。

7日目の安息日以降は、神は言葉による創造は行わず、被造物そのものが新たな創造の源となるような、「再創造」へと移行しました。

つまり、安息日とは、今まで進んでいた方向からいったん立ち止まり、

「本当にそれで良いのか」

「神の御心から逸れていないか」

とチェックし、聖書が示す正しい方向へと自分自身をリセットして進ませる日なのです。

週に一度、休むことが命じられているのは、その日が単に一週間の疲れを癒す日ではなく、神のご計画の中に立ち戻り、自分自身の生き方を省みる日とせよと、神が愛を持って定めておられるからです。

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週に一度、今までとは違う時間を取り、休み、永遠を思うひとときを持って参りましょう。

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Posted by maruyama