今日のみ言葉【No.2540】(2021年 5月20日)「キリスト教イロハ（154）『誘惑』」
だれでも誘惑に会う場合、「この誘惑は、神からきたものだ」と言ってはならない。神は悪の誘惑に陥るようなかたではなく、また自ら進んで人を誘惑することもなさらない。
（ヤコブ1:13）
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聖書の中で最も有名な誘惑は
「これらの石がパンになるように命じてごらんなさい」
（マタイ4:3）
ではないでしょうか。
イエス様はそれを実現できる力を持っておられたので、これは誘惑となりました。
サタンの言うとおりに行えば、まず食料問題が解決します。
食物で争う必要がないので、戦争が無くなるでしょう。
世界平和が達成され、人類を救うための最短ルートがこれなのではないかと思ってしまいます。
しかし、それはイエス様を十字架につけまいとするサタンの策略でした。
キリストが十字架についてしまったら、全人類の罪が赦され、滅びから永遠の命に移ってしまうので、サタンとしては大敗北だからです。
このように、サタンは誘惑することによって神のご計画を妨害しようとします。
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誘惑とは、サタン（悪魔）が神と人との関係や、人と人との関係を狂わせ、悪い方向に向かわせようとすることです。
神は人を試すことはあっても、誘惑はなさいません。
「だれでも誘惑に会う場合、『この誘惑は、神からきたものだ』と言ってはならない。神は悪の誘惑に陥るようなかたではなく、また自ら進んで人を誘惑することもなさらない」
（ヤコブ1:13）
人を誘惑するのはサタンですが、彼が動けるのは神が許可された範囲内だけです。
「シモン、シモン、見よ、サタンはあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って許された」
（ルカ22:31）
では、どのような状態の時に人は誘惑に陥るのでしょうか？
聖書にこう記されています。
「人が誘惑に陥るのは、それぞれ、欲に引かれ、さそわれるからである」
（ヤコブ1:14）
悪魔は人の欲を足場にして誘惑するのです。
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サタンの誘惑に勝つ道は一つしかありません。
それは、聖書の言葉に信頼し、聖霊の導きによって生活することです。
「悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい」
（エペソ6:11）
その生活で注意しなければならないのは、また誘惑に負けてしまった時です。
その際、
「ああ、私はなんてダメな人間なのだろう。わかっていてもサタンの誘惑に引っかかってしまった」
と自分を責めて罰してしまっては、ますますサタンの餌食になります。
ここは聖書の言葉に信頼する時です。
神の御心はこうです。
「もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよめて下さる」
（第1ヨハネ1:9）
神の前で罪を告白し、ゆるしをいただき、後はきよめられたと信じてその生活をするのです。
イエス様は姦淫の女に対して、
「わたしもあなたを罰しない。お帰りなさい。今後はもう罪を犯さないように」
（ヨハネ8:11）
と言われました。
「罪を犯さないように行動を改める」
とする前に、
「罰しないと言われるイエス様のゆるしに浸る」
ことが先なのです。
神の約束に信頼して生きるとは、たとえ今実感はなくても、ゆるされたと信じて生きていこうとすることなのです。
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神はサタンを道具として使って、あなたの信仰が本物かどうか試されます。
何度でもその試験にチャレンジし、信仰の成長をさせていただきましょう。
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