今日のみ言葉【No.3449】(2024年 9月10日)「招かれた客への教え(3)」

2024年9月14日

おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう」。
(ルカ14:11)

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資生堂と言えば世界的ブランドの会社ですが、高度経済成長時代の経営から抜け出せず、一時、販売不振に陥ったことがありました。

これをV字回復させたのが、クリスチャンの池田守男社長です。

彼はキリストが弟子の足を洗った記事から、「上位の者が下位の者を支える経営方法」(サーバント・リーダーシップ)を提唱し、第一線でお客様と接する人たちが企業で一番重要な人たちで、社長は一番下でしもべに徹することを実行しました。

現代でもキリストの教えは真実なのです。

私たちは今日の聖書箇所から何をくみ取っていけるでしょうか。

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今日の聖句は、このたとえ話の結論の所です。

「おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう」
(ルカ14:11)

イエス様のここでの教えは「謙遜」ということでした。

ただし、それは地上レベルでの教えです。

今日の11節で、イエス様は霊的レベルの話をされています。

実は、前章の神の国での順番の話が、ここまで続いていたのです。

「こうしてあとのもので先になるものがあり、また、先のものであとになるものもある」
(ルカ13:30)

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ユダヤ人は神から選ばれ、神の国へと入る順番は最初のはずでした。

そしていよいよ、救い主のイエス様が来られ、神の国はもう手の届くところまで来ています。

「ヨハネが捕えられた後、イエスはガリラヤに行き、神の福音を宣べ伝えて言われた、『時は満ちた、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信ぜよ』」
(マルコ1:14-15)

しかし、福音書を見るとおり、彼らは「イエスはメシアではない」と拒絶し、十字架につけました。

これでユダヤ人の救いは後となり、代わりに異邦人である私たちに救いが訪れ、神の国へ先に入るようになりました。

これがイエス様が言われた、

「こうしてあとのもので先になるものがあり、また、先のものであとになるものもある」
(ルカ13:30)

ということの意味です。

席順の話で、「謙遜になった方が良いんだ」という理解でとどまる人もいます。

しかし、イエス様の話の深みは、

「ユダヤ人よ、高ぶるな」

というメッセージにあります。

先に神を知った者が後になることもあるのだよ、と教えておられるのです。

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神の御前で自分はどういう位置にあるのかを再点検しましょう。

神の御前で身を低くする今日となりますように…。

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