今日のみ言葉(2012年 4月2日)【No.276】
それで、いろいろと質問を試みたが、イエスは何もお答えにならなかった。
(ルカ23:9)
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イエス様が語りたくても語れない人がいました。
今日の聖句のヘロデです。
彼はイエス様にいろいろと質問をしましたが、一切の返答はありませんでした。
彼の態度に根本的問題があったからです。
ヘロデの態度は、王としてふんぞり返り、
「それ、奇跡か何かをやって見せよ」
という見物以外の何ものでもありませんでした。
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神の言葉を聞くためには、神が語って下さる関係に立たなければなりません。
ヘロデのような見物人・傍観者としての関係ではなく、神の中に巻き込まれる関係です。
自分も何かそこに関わろうとし、神の働きかけに対して真実に応えていこうとする態度です。
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ヘロデと対照的なのは、アリマタヤのヨセフです。
彼はイエス様に対する信仰を表向きにはしていませんでした。議員という立場があったからです。
しかし、十字架につき、イエス様が死なれた直後、
「この人がピラトのところへ行って、イエスのからだの引取り方を願い出て、」
(ルカ23:52)
とあるように、彼は矢も楯もたまらず、信仰を行動として表し、自分の用意した墓にイエス様を葬りました。
その結果、
「あの人は十字架につけられたイエス一味の仲間だったのか」
と自分の評判が下がることも顧みずです。
一緒に泥をかぶることも辞さない関係。
ここに来てヨセフは神の栄光を見る距離の中に入れられました。
この3日後、イエス様はアリマタヤのヨセフの用意した墓から復活されたのです。
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神との関わりを持つとはどういうことか、思いめぐらす一日として参りましょう。
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