今日のみ言葉【No.2427】(2020年12月11日)「十字架の死(2)」
わが神、わが神、なにゆえわたしを捨てられるのですか。なにゆえ遠く離れてわたしを助けず、わたしの嘆きの言葉を聞かれないのですか。
(詩篇22:1)
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「今までいろいろありがとう」
死の前日、これがお姑さんがお嫁さんと交わした最後の会話だったそうです。
長年お姑さんを介護してきた彼女は、その一言で苦労が一気に消えたと言います。
死を目前にして、人はどのような言葉を残すのでしょうか。
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イエス・キリストは十字架で死ぬ直前、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ」と叫ばれました。
実はこれはすでに旧約聖書の詩篇に預言されていました。
「わが神、わが神、なにゆえわたしを捨てられるのですか。なにゆえ遠く離れてわたしを助けず、わたしの嘆きの言葉を聞かれないのですか」
(詩篇22:1)
皆が知っている有名な御言葉なのでイエス様が辞世の句として引用した…、などと考えられなくもないですが、十字架の激痛の中、体裁などかまっている暇はありません。
素直に考えるなら、これはイエス様の心からの叫びだったと言えます。
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イエス様は本当に神に捨てられたのです。
イエス様は全人類の身代わりとして、すべての罪を負った者として神の前に出られました。
当然、神の怒りの裁きはその上に下されます。
それは、神無き世界、地獄の絶望へと突き落とされることです。
その時に言った
「そして三時に、イエスは大声で、『エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ』と叫ばれた。それは『わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか』という意味である」
(マルコ15:34)
とはまさしく本音の叫びです。
これが意味することは、私たちが捨てられないために、身代わりとしてイエス様は本当に捨てられたということです。
ここに救いがあり、これが福音なのです。
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キリストは本当に私の代わりに罪を負われたのだと、思いを新たにする今日として参りましょう。
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