今日のみ言葉【No.2357】(2020年 9月14日)「キリスト教イロハ(96)『主の祈り(12)』」
わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください。
(マタイ6:12)
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今回から
「我らに罪を犯すものを我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ」
に移りますが、ここは主の祈りの中で最も祈りにくい祈りかもしれません。
後半の祈りは簡単でも、いざ前半を実行となると相当ハードルが高いと感じられる部分です。
しかし、イエス様は、このように祈れ、と命じておられるのですから、そこにはそれ相応の大事な理由があるのです。
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聖書には、人間は神の裁きを受けなければならないと書かれてあります。
「わたしたちは皆、キリストのさばきの座の前にあらわれ、善であれ悪であれ、自分の行ったことに応じて、それぞれ報いを受けねばならない」
(第2コリント5:10)
これは神の啓示なので、私たちの地上生涯中に「本当に神から裁かれるのだ」という証明はできません。
つまり、死んでからでないと確かなことはわからないのです。
しかし、神の審判は必ずあると信じて今を生きるのがクリスチャンの生き方です。
従って、罪の悔い改めをし、キリストの十字架による罪の赦しをいただいて神の子となる必要があるのです。
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さて、主の祈りを見ると、自分の罪を神様から赦していただく祈りだけでは済まないとされています。
他人の罪をも赦さなければならないと教えられているのです。
「我らに罪を犯すものを我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ」
マタイではこの「罪」が「負債」という言葉になっています。
「わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、わたしたちの負債をもおゆるしください」
(マタイ6:12)
「負債」とは「借り」ということです。
人が神に対してなすべきことを行わないでいる状態が罪なのです。
ですからこの部分の主の祈りは
「私たちは神様に対してなすべきことを行わず、わかっていても知らんぷりをしていたり、また、まったく気つかずにいることがあります。それらの罪を神様はイエス様のゆえに赦してくださいました。同じように、私たちも、して当然のことを人からしてもらえなかったり、理不尽な思いを味わわされる時がありますが、私たちはその人の罪をゆるしました。ですから、どうか私たちの罪をゆるして下さい」
となります。
とにかく、他人をゆるさないでいては自分の罪を神からゆるしてもらえないということなのです。
人を許す。
どうしたらいいのでしょう?
以下、次回に続きます。
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神様から罪赦されている恵みが与えられていると感じる一日を過ごして参りましょう。
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