今日のみ言葉【No.2356】(2020年 9月12日)「感謝して受ける」
神の造られたものは、みな良いものであって、感謝して受けるなら、何ひとつ捨てるべきものはない。
(第1テモテ4:4)
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「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」はDVD化されるほどの人気テレビ番組です。
見どころは、リーダーの太川陽介さんと漫画家で自由奔放に行動する蛭子(えびす)さんとの掛け合いです。
リーダーが
「次のバス停に行ってみなきゃわからないから、行ってみよう」
と提案したら、その方針に従って一致団結して進まなければならないはずです。
ところが蛭子さんは
「行って次がなかったらどうすんですかぁ〜」
とか
「もう乗り継げないんじゃないのぉ〜」
と、悲観的なことばかり言います。
イライラが頂点に達した太川さんは、どうしたでしょう?
彼は、知ってか知らずか、今日の聖句が伝える通りのことを行いました。
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「神の造られたものは、みな良いものであって、感謝して受けるなら、何ひとつ捨てるべきものはない」
(第1テモテ4:4)
私たちが今与えられている環境や人間関係等、すべては神が造られたものです。
それらは「みな良いもの」なのだと聖書は語ります。
それを素直に受け入れられるときもありますが、どうしてもそう思えないときがあります。
先ほどの太川さんのように、相手の言動に振り回され、
「なんでそんなこと言うの?ゴールを目指すのが僕らの使命でしょう!」
と怒り心頭に達しても、それを抑えなければならず、イライラぐらいで収めなければならない時です。
とても神が造られたものがみな良いとは感じられません。
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そのような時に自分に思い起こさせなければならないことがあります。
それは、私たちがイライラするのは自分の思い通りに行かせようとして、そうならない時だということです。
「思った通りにやりたいんだなあ」
「自分の作った台本通りにならないと不安になるのだなあ」
まず、そのような自分をゆるし、受け入れます。
「イライラしている自分でいてもいいのだ」
と第三者的に自分を見て、ゆるしてあげるのです。
次に、
「自分が考える最善と神の最善は違うのだ」
として、物事を再確認するのです。
その時のキーワードは、
「ありがとうございます」
です。
意味がわからなくても、まだ嫌な気持ちが残っていても、今起きている出来事を
「感謝します」
と言ってみるのです。
そうすると、自分の視点から神の視点へと移り変わります。
短時間でパッと見えることもあり、一晩過ぎてから見える人もおり、ずっと後からようやく気づく場合もあり、様々です。
そうすると、
「神の造られたものは、みな良いものであって、感謝して受けるなら、何ひとつ捨てるべきものはない」
(第1テモテ4:4)
との御言葉が力を発揮するのです。
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太川陽介さんはイライラしている自分が嫌になり、また、そんな自分と一緒に旅をしなければならないマドンナにも申し訳ないと思った挙句、このような気づきに到達しました。
「だいたい考えてみれば、悲観的だろうと前向きじゃないことをいおうと、それが蛭子さんの個性なんですから、あの個性がなければ蛭子さんじゃない、…、そういう時は潔くあきらめる。あきらめて、そういう個性の人なんだ、と大きな心で受け入れる」
(『ルイルイ仕切り術』、太川陽介著、小学館、P143)
そうしたら、本当にイライラしなくなったと言います。
彼は結果的に神の言葉通りのことを行い、良き収穫を得たのです。
知らずに行ってもこのような祝福を得るのなら、御言葉を意識し、神と共に動くクリスチャンなら、なおさら確かな保証を得て祝福の道を歩むことができます。
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何一つムダはなく、神は最善をなしてくださったと言える今日として参りましょう。
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