今日のみ言葉【No.2096】(2019年 9月13日)「弟子たちへの教訓(5)」

2019年9月13日

もし、あなたの片手が罪を犯させるなら、それを切り捨てなさい。両手がそろったままで地獄の消えない火の中に落ち込むよりは、片手になって命に入る方がよい。
(マルコ9:43)

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昔、とてもまじめな人が初めて教会の礼拝に出席しました。

ところが間もなく、カンカンに怒って出てきました。

「みんな目も足も手もあるじゃないか!」

この人は今日の聖句を事前に読んでいて、教会は片手片足片目の人であふれていると想像していたのに、そうではなかったので、偽善者の集まりだと腹を立てたらしいのです。

さて、今日の聖句はどう解釈したら良いのでしょうか。

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弟子は自ら訓練を所望して入門してくる人たちですから、イエス様は厳しいことを語ります。

今日の聖句は、もしあなたの手、足、目が罪を犯させるなら、つまり、神のことを行うのに邪魔になるのなら切り捨てよ、と言います。

これを本当に文字通りに行ったら、教会員は全員、片手、片足、片目のない人になってしまいます。

聖書は書かれてある通りに読むことが基本的読み方ですが、中には比喩的表現もあります。

このような厳しい表現を使っているのは、罪人が悔い改めて神を信じ、神の国に入る資格が与えられ、永遠の命を与えられて生活するということがどんなに尊いことかということを伝えたいためです。

手や足の一本、また今持っている財産がどんなに高価に見えたとしても、それが色あせてしまうほど、永遠の命には絶大な価値があるということなのです。

そのことをまだ知らない人たちに対して、神はこう言われます。

「なぜ、あなたがたは、かてにもならぬもののために金を費し、飽きることもできぬもののために労するのか。わたしによく聞き従え。そうすれば、良い物を食べることができ、最も豊かな食物で、自分を楽しませることができる」
(イザヤ55:2)

私たちはこのことを忘れてはなりません。

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ジョン・C・マックスウェル師(John C Maxwell)が語るオウムの笑い話です。

ある寂しがり屋の婦人がペットショップでオウムを買いました。

話し相手にしようと思ったのです。

ところがこのオウムは一言もしゃべりません。

翌日、ペットショップに行って事情を店員に話すと、

「鳥カゴの中に梯子(はしご)を設置したらどうでしょう?オウムは運動をするのが好きですから」

早速彼女は梯子を購入して帰りました。

翌日、

「オウムは何も話さないわよ」

と店員に不平を言うと、

「ブランコが必要なのでしょう。それに乗って前や後ろに漕ぐと、オウムはきっと気分が良くなるでしょう」

という答えなので、彼女は鳥用の小さなブランコを買って帰りました。

また翌日、

「やっぱりオウムは何もしゃべらないわよ」

と言うと、

「鏡を入れてみたらどうでしょう。オウムは鏡に映った自分の姿を見るのが好きですから」

婦人は店員の言うまま、鏡を買って帰りました。

さてその翌日、彼女は暗い顔でペットショップに来ました。

「オウムは死んでしまったわ」

店員は恐る恐る、

「オウムは最後に何か言い残しませんでしたか?」

と尋ねました。

すると彼女は

「ええ、言ったわ」

と、オウムが語った最初で最後の言葉を伝えました。

「あの店ではエサを売ってなかったのか…」

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私たちの魂に本当に必要な高価なものを神様は与えて下さいました。

不必要なものは切り捨て、最高に価値のある永遠の生命を生きる今日として参りましょう。

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