今日のみ言葉【No.432】(2012年10月24日)

あなたがたは、終りの時に啓示さるべき救にあずかるために、信仰により神の御力に守られているのである。
(第1ペテロ1:5)

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歯がしみる方はおられませんか?

これは歯が欠けるトラブルによる知覚過敏かもしれません。

本来、歯は硬いエナメル質に覆われているのですが、これが削れてしまい、中の象牙質がむき出しになっていると刺激が伝わり、歯がしみるのだそうです。

歯が欠ける原因は、無意識に行っている「食いしばり」や「歯ぎしり」です。

意外なことに、食事中に噛んで歯にかかる力より、パソコン作業などで集中している時の方が2〜3倍も負担がかかることが調査の結果明らかになっています。

対策としては、

・柔らかめの歯ブラシを使う。

・意識して上下の歯がくっつかないようにする。

・パソコン作業中は、口をホワ〜ンという感じにして、がんばらないこと。

だと歯医者さんからアドバイスをいただきました。

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苦難がやってくると私たちは歯を食いしばってがんばらなければならない、と思います。

ペテロの第1の手紙が送られたのは、迫害にあっている教会に向けてですから、さぞかし

「がんばれ!」

「歯を食いしばれ!」

という言葉が書かれているかと思われます。

しかし、読んでみれば分かる通り、そのような語を探すのが難しいくらいです。

むしろ、試練にあったら喜びなさい、しばらくは耐え忍びなさい、と書かれてあります。

それは、今日の聖句の通り、

「信仰により神の御力に守られている」

からです。

神に守られているから試練に会わない、ということではなく、試練で悩むこともありますが、それはやがて、さんびと栄光とほまれとに変るのです。

「こうして、あなたがたの信仰はためされて、火で精錬されても朽ちる外はない金よりもはるかに尊いことが明らかにされ、イエス・キリストの現れるとき、さんびと栄光とほまれとに変るであろう。」
(第1ペテロ1:7)

試練の中にいる時こそ、「ホワ〜ン」としていることを選ぶのがクリスチャンの生き方であり、神の御力に守られているのを体験する時です。

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難病を告知された方のお見舞いに行った時のことです。

ひとしきりその病状の厳しさをお聞きした後、さて、どのようにこの方を慰め励ましたらよいか、と考えていたら、

「ところで、教会のメッセージの中で、試練にあった時は『良かった探し』をせよ、と言ってますね。私もしてみました。」

とその方が語られました。

続けてお聞きすると、

・すぐ死ぬ病ではない。
・この病で頭はぼけないので、最後まで家族と共にいることを意識できる。
・リハビリをすれば日常生活は維持できる。

等のことをお話し下さり、語る時の笑顔にこちらが救われた思いがしました。

もちろん、病によって失うものも多いのです。

体の機能や生活の快適さだけでなく、今までの仕事やお付き合いをしていた人間関係等、大切にしていたものが失われます。

しかしその中で、「このことは良かった」と良かった探しをし、ホッとした安堵感を味わいながら闘病生活を続けることが人生の正解なのではないかと思われます。

それによって、自分の命を守り覆う「エナメル質」を削ることなく、神の守りを感じながら生きることが出来るのです。

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神の御力に守られている安堵感を味わう一日として参りましょう。

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