今日のみ言葉【No.3446】(2024年 9月 6日)「招かれた客への教え(2)」
「婚宴に招かれたときには、上座につくな。あるいは、あなたよりも身分の高い人が招かれているかも知れない。
(ルカ14:8)
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最近の回転寿司店は、事前にスマホで予約します。
お店に入ったらタッチパネルで受付番号を入力します。
すると座席の番号が示されるので、そちらに行って座ります。
注文もタッチパネルです。
会計もキャッシュレスで、クレジットカードやスマホで済ませられます。
ほぼ人間の入り込む余地はありません。
機械には感情が無く、正確ですので、なぜこの座席に座らせられるのかとか、勘定が高いのではないか等、客からは文句が出ず、かえって良いのかもしれません。
聖書時代はそんなことはありませんから、時には人間の思いがむき出しになって一悶着起きることがあります。
特に座る席で誰が一番か二番かの順位がはっきり分かるので、大変です。
それに対するイエス様の教えが今日のところです。
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イエス様ははっきりと、上座につくな、と教えています。
「婚宴に招かれたときには、上座につくな」
(ルカ14:8)
イエス様は明快にその理由を2つ挙げておられます。
理由1:自分より身分の高い人がいるかもしれないから。
理由2:「このかたに座を譲ってください」と言われ、恥をかいて末座に座らされるかもしれないから。
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まず1番目は、
「あるいは、あなたよりも身分の高い人が招かれているかも知れない」
(ルカ14:8)
です。
自分が一番偉いと思って上座につこうとしたら、自分以上の実力者が他にいたということです。
自分の実力を過大評価していた人が、自分の本当の位置を知らされるのです。
するとどうなるかというと、2番目の
「その場合、あなたとその人とを招いた者がきて、『このかたに座を譲ってください』と言うであろう。そのとき、あなたは恥じ入って末座につくことになるであろう」
(ルカ14:9)
となります。
自分が最高だと思っていると、そうでない現実にさらされた時、立場をなくす危険性があるということです。
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ではどうすれば良いかというと、イエス様はちゃんと答えを言って下さっています。
「むしろ、招かれた場合には、末座に行ってすわりなさい」
(ルカ14:10)
です。
なぜでしょう?
それは、
「そうすれば、招いてくれた人がきて、『友よ、上座の方へお進みください』と言うであろう。そのとき、あなたは席を共にするみんなの前で、面目をほどこすことになるであろう」
(ルカ14:10)
となって、恥をかくどころか、むしろ高い評価を受けることになると言われるのです。
何という知恵に満ちた愛の教えでしょう。
ただし、これを生活をうまくやるコツとか処世訓として片付けてしまってはいけません。
イエス様は次の11節で霊的な結論を述べて、このたとえ話を閉じておられるからです。
それは何でしょう?
以下、次回に続きます。
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謙遜に進む今日として参りましょう。
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