今日のみ言葉【No.3445】(2024年 9月 5日)「エジプト移住(1)」
イスラエルはその持ち物をことごとく携えて旅立ち、ベエルシバに行って、父イサクの神に犠牲をささげた。
(創世記46:1)
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もしあなたがお医者さんから、
「手術が必要です。1週間の入院後、退院して、今以上の自由な生活が送れます」
と言われたらどうなさいますか。
いきなり
「お願いします。すぐ切って下さい」
とは言わないでしょう。
現代日本では他の医療機関に行ってセカンドオピニオンを受けることが自由になっていますから、本当に手術をしなければならないのか、あるいは、薬などの他の方法で治せないのか等、可能性を考えることでしょう。
今日の聖書箇所は、エジプトでの圧倒的祝福の情報をもたらされたヤコブが、主治医である神に診断を求めに行ったようなところです。
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ヤコブの息子たちはエジプトから戻り、
「ヨセフは生きていて、エジプトで総理大臣となっています。彼は私たちと和解してくれました。そして、この飢饉の最中でも食料豊富なエジプトで、皆が祝福に満ちた生活ができるように準備しています」
という喜ばしい知らせを伝えました。
当然彼らの結論は、
「カナンの地を離れて、エジプトに移住しましょう」
というものです。
しかし、それを聞いたヤコブは、内心恐れを抱いていたのです。
というのは、神がアブラハムと契約した時、
「わたしが示す地に行きなさい」
(創世記12:1)
と言われた地は、現在のイスラエルがあるカナンの地であり、
「わたしはあなたの子孫にこの地を与えます」
(創世記12:7)
と約束されていたからです。
なおかつ、カナンの地を離れた事例で良いことはなかったからです。
アブラハムはエジプトで妻を妹と偽り、大失敗をしました。
イサクは
「エジプトへ下ってはならない。わたしがあなたに示す地にとどまりなさい」
(創世記26:2)
と神から直接のメッセージを受けていました。
ヤコブ自身もパダンアラムへ逃れていき、伯父ラバンの下で大変な苦労をしました。
彼が躊躇するのも当然です。
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そこで、
「イスラエルはその持ち物をことごとく携えて旅立ち」
(創世記46:1)
と出発はしましたが、その途中でベエルシバに立ち寄りました。
ただ単に休憩や、水・食料の補給のためではありません。
「ベエルシバに行って、父イサクの神に犠牲をささげた」
(創世記46:1)
とあるように、神に祈ることがヤコブのメインの目的でした。
ベエルシバは祖父アブラハム、父イサクが住んでいた場所であり、イサクはここで神の顕現を受けます。
また、ヤコブ自身もパダンアラムに逃れる際、ベエルシバを立った先で夢の中に神の言葉を聞きます。
彼はカナンの地の南端に来て、もうすぐエジプトに入るというギリギリの場所で、
「神様、本当にカナンの地を出て、エジプトに入っていいのですか」
と神の直接の判断を仰いだのです。
以下、次回に続きます。
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迷いつつ決断し、決断してもなお迷うのが人間です。
しかし、神を信じる者には、その時に祈るという選択があります。
祈りの先に神の答えがあると信じ、今日も一歩を歩み出して参りましょう。
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