今日のみ言葉【No.676】(2013年10月18日)
エホシバはアハジヤの子ヨアシを、殺されようとしている王の子たちのうちから盗み取り、彼とそのうばとを寝室に入れて、アタリヤに隠したので、彼はついに殺されなかった。
(列王紀下11:2)
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「どんなに困難でくじけそうでも
信じることさ必ず最後に愛は勝つ」
KANさんの1990年の大ヒット曲「愛は勝つ」の一節です。
この曲がテレビ番組の挿入歌として発表された時、音楽関係者の間では、
「こんな時代遅れの古くさい歌詞なんか今の若者に受け入れられるはずがない」
「最後に愛は勝つなんて誰が信じるの?」
という予想が圧倒的でした。
それで当初のCD生産枚数は1万枚。
しかしその予想を見事に裏切り、「愛は勝つ」の歌詞は若者の共感を呼び、彼らに勇気を与えました。
結果、CDシングル200万枚の大ヒット!
人の心は昔も今も変わりません。
必ず最後に愛は勝ち、善が悪を滅ぼすことを人は望み、そのような状況になるよう行動するのです。
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今日の聖句はその辺の詳細を語っています。
悪女アタリヤは、
「王の一族をことごとく滅ぼした」
(列王紀下11:1)
とあります。
しかし、エホシバの機転で生まれたばかりの王の子ヨアシが隠され、命が助かります。
6年後、ヨアシが7歳の時、祭司エホヤダによるクーデターが起き、アタリヤは滅ぼされます。
しかし祭司が王となれるわけではありません。
幼いながらも王となる人がいるからこそ、エホヤダはイスラエルを神の側に戻す行動に移ることができたのです。
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望みが絶え、悪がすべてを支配する世の中のように見えます。
しかし神は必ず神の器となる人物を備えていておられるのです。
そして神が最も良しとする時に御心が行われます。
私たちは今すぐ解放されたいと思いますが、神のやり方には手順があります。
そのプロセスを一つ一つ踏みしめ、味わいながら、最後に神は勝つ、というシーンを見るのです。
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私の初の海外旅行は1983年、韓国での断食ツアーでした。
断食祈祷院に寝泊まりしての食費ゼロの旅だったので、安かったことを覚えています。
韓国は人口の3分の1がクリスチャン。しかし、北朝鮮との厳しい関係は続いています。
入国の際の税関は相当チェックが厳しいと聞きました。
しかしもしかしたらもしかするかと思い、私はスーツケースの一番上の目立つ場所に、
聖書をバーン
と置いておきました。
いよいよ入国の持ち物検査。厳しい顔つきと目つきの審査官のチェックが始まりました。
すると彼は私の聖書を指さし、
「これは何だ?」
と英語で尋ねて来ました。
「しまった、かえってまずかったか…」
と思いましたが、
「イッツァ バイブル」
と私も英語で答えました。
彼はなおも厳しい顔で、
「アーユー クリスチャン?」
と聞いてくるので、
「イエス、アイム ア クリスチャン」
と答えると、あの厳しい顔から信じられないような輝く笑顔が現れ、
「アイム ア クリスチャン トゥー」(私もクリスチャンですよ)
と言うではありませんか!
その後の和やかな雰囲気は私の最初の異国の旅の不安を一気に取り去ってくれました。
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今は見えなくとも、神は備えを与えておられます。
主の最善の時を待つ一日として参りましょう。
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