今日のみ言葉【No.3372】(2024年 6月 4日)「いちじくの木と園丁のたとえ(3)」
すると園丁は答えて言った、『ご主人様、ことしも、そのままにして置いてください。そのまわりを掘って肥料をやって見ますから。それで来年実がなりましたら結構です。もしそれでもだめでしたら、切り倒してください』」。
(ルカ13:8-9)
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日本航空(JAL)、日本テレコム、日立製作所。
この3社には共通点があります。
いずれも経営が立ち行かなくなる危機に陥り、JALは一度破綻し、日本テレコムは買収され、日立は「選択と集中」という名の下に赤字部門を売却しました。
そして今、これらの会社は生き残り、黒字を出しています。
このような企業の有様を見る時に、実を結ばず、ぶどう畑に根を張って場所を取るだけのいちじくの木は、本体であるぶどう畑を脅かす赤字部門です。
しかし、園丁であるイエス・キリストは、このいちじくの木を何とか生かそうとなさいます。
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今回のたとえ話では、ぶどう園の主人は、実を結ぶ希望のないいちじくの木を切り倒せと命じました。
しかし、園丁はいちじくの木のためにとりなしをします。
「ご主人様、ことしも、そのままにして置いてください。そのまわりを掘って肥料をやって見ますから」
(ルカ13:8)
彼はもう 1 年の猶予を下さいと頼み込んでいます。
また、いちじくには通常肥料をやりませんが、そのやる必要の無い肥料まで施してみると言っています。
これは、審判寸前に置かれているイスラエルに対して、まだ悔い改めのチャンスがあるのだから、そうなるように良い条件を与え、時間を与えて下さいとイエス様が父なる神に願っているということです。
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しかし、その猶予期間にも限りがあります。
神の忍耐にも限界があることを、イエス様ご自身も認めておられます。
「それで来年実がなりましたら結構です。もしそれでもだめでしたら、切り倒してください」
(ルカ13:9)
このお話では1年ですが、実際は紀元70年にイスラエルはローマによって滅ぼされましたから、実に40年間、神は忍耐し、一人でも多くのユダヤ人がイエスをキリストと信じて救われるようにと待っておられました。
しかし、やはりそれは永遠に続くものではなかったのです。
「はい、これまで!」
という時は来るのです。
冷たく、厳しいようですが、そういうものなのです。
私たちは、裁きが下る以前の、忍耐を持って待っておられる神の愛の方に目を向けなければなりません。
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今、猶予のあるうちに悔い改め、豊かな実を結んで参りましょう。
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