今日のみ言葉【No.3373】(2024年 6月 5日)「パロの夢(3)」

ヨセフはパロに答えて言った、「いいえ、わたしではありません。神がパロに平安をお告げになりましょう」。
(創世記41:16)

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いよいよヨセフがパロの見た夢の解き明かしをします。

パロはヨセフに

「聞くところによると、あなたは夢を聞いて、解き明かしができるそうだ」
(創世記41:15)

と問いかけます。

これに対してヨセフは

「はい、そうです。私は給仕役の長の夢の解き明かしをして、見事にそれを当てた者です。パロ様の夢もきっと解き明かして見せましょう。ご安心下さい」

と積極的にアピールした…、とは聖書に書いてありません。

彼はパロにこのような前置きを言っています。

「いいえ、わたしではありません。神がパロに平安をお告げになりましょう」
(創世記41:16)

まず、

「いいえ、わたしではありません」

です。

このような態度は大事です。

自分の力でやれたのだ、と思うと、うまく行った時は有頂天になり、ついには傲慢になります。

反対に失敗した時は、自分のせいなのでひどく落ち込みます。

神によって成されたのだと認めると、うまく行った時は謙遜でいられ、うまく行かなかった時は、そこに神の大いなるご計画があると信じて平穏でいられます。

ヨセフは、それは自分の能力でするのではなく、神の力によって成されるのだ、とあくまでも神に栄光を帰しているのです。

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次に

「神がパロに平安をお告げになりましょう」

です。

新改訳では

「神がファラオの繁栄を知らせてくださるのです」

新共同訳では

「神がファラオの幸いについて告げられるのです」

となっています。

平安、繁栄、幸い。

これらのことがもたらされるとはどういうことでしょう。

ヨセフによってパロの夢が正しく解き明かされます。

つまり、「問題」の「正解」が示されるということです。

すると、今後なすべきことがわかり、適切な対応ができるので、「平安、繁栄、幸い」という結果になるということです。

ヨセフは、7年の豊作と、それに続く7年の飢饉があると解き明かしました。

パロはそれに対してどのような決断を下すのでしょうか。

以下、次回に続きます。

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神に栄光を帰す今日として参りましょう。

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Posted by maruyama