今日のみ言葉【No.869】(2014年 7月16日)
まことにすべての人は息にすぎません。
(詩篇39:11)
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詩篇第39篇は死を前にした人が書いた詩篇です。
信仰を持っていたとしても、人は死を前にして嘆きます。
その嘆きの詩篇が残されていることは、私たちにとって何という慰めでしょうか。
死に対する嘆きは人類共通の反応なのです。
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そして、嘆き切った人だけが
「まことにすべての人は息にすぎません。」
(詩篇39:11)
という信仰の告白ができるのです。
理論上の理解ではなく、心の底からの納得として、自分の命とは息のようにはかないものであることが受け入れられるのです。
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その後に来るものが、神に身を寄せる信頼です。
「わたしはあなたに身を寄せる旅びと、わがすべての先祖たちのように寄留者です。」
(詩篇39:12)
ここに至って、「自作の信仰」から「神作の信仰」へと切り替わります。
「自作の信仰」とは自分で作り上げた信仰ですから、願いがかなわない時点で消え去ります。
つまり、どんなに祈っても治らなければ、神を信じなくなるのです。
しかし、神から与えられ、神から持たされた「神作の信仰」は消えません。
むしろ、死の彼方にある世界に思いを馳せ、
「あなたに身を寄せる旅びと」
であるという意識に包まれます。
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人目をはばからず、嘆くべき時には嘆きましょう。
嘆きを通らなければ来ることができない境地というものはあるのです。
大いに嘆き、そして、神から与えられる信仰をいただいて歩んで参りましょう。
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