今日のみ言葉【No.654】(2013年 9月20日)

もし、あなたが、きょう、この民のしもべとなって彼らに仕え、彼らに答えるとき、ねんごろに語られるならば、
(列王紀上12:7)

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ソロモンの子、レハベアムが王となる時代が来ました。

しかし、贅沢な生活が当たり前で、苦労らしい苦労をしたことがない息子が一般民衆の生活レベルを実感しているはずはありません。

父ソロモンは、国を拡大させるため、民に重税と強制労働を課しましたが、それを撤回してほしいという民の願いに対し、レハベアムはアドバイスを求めました。

これは良いことです。

まず年長者の意見を求めました。

経験の深い老人たちは、王は民のしもべとなって彼らに仕えよ、と年若い王を諭します。

次にレハベアムは側近の若い者たちの意見を求めます。

彼らは、増税反対やら労働環境の緩和などという意見はもってのほかだ、もっと厳しくせよという意見でした。

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結果はどうだったでしょうか?

「王は荒々しく民に答え、老人たちが与えた勧めを捨てて、若者たちの勧めに従い、」
(列王紀上12:13-14)

とあります。

しもべとして上の者に従う訓練を受けたこともなく、その経験もないまま王になってしまった人が、民のしもべとして仕えるなどという選択をするはずがありません。

この王の下ではもっとひどい生活になることを察知した民は、レハベアム王から離れ、民の側につく有能なヤラベアムを立て、彼を王とする北イスラエル王国が樹立されます。

ここに王国は分裂し、内乱の時代が始まるのです。

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私たちはどちらの意見に耳を傾けるのでしょう?

耳に痛い忠言か、気分を良くする甘言か。

イエス様の生涯にならう時、

「仕える」

ことが選択すべき解答であることは明白です。

しかし、レハベアムのように訓練を受けていなければ、それは相当厳しいチャレンジなのです。

人に仕える訓練を受けている人はされにそれを磨き、まだの人は、今日一つでも他者のために仕える訓練を自分に施してみましょう。

新たな世界が目の前に広がっていきます。

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イエス様は今日もあなたのために仕えておられることを思い起こして参りましょう。

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