今日のみ言葉【No.2332】(2020年 8月 5日)「主はみずからあなたに先立って行き」

主はみずからあなたに先立って行き、またあなたと共におり、あなたを見放さず、見捨てられないであろう。恐れてはならない、おののいてはならない」。
(申命記31:8)

——————

プロ野球に「先乗りスコアラー」という人たちがいます。

彼らは次の対戦相手の試合を観戦しに行き、

「あのバッターは内角低めのカーブは打てない」

「あの投手はけん制をする時に足幅を広く取る」

など、相手チームの弱点や選手のクセなどの情報を収集し、自チームの監督に提供します。

孫子の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆(あやう)からず」とある通り、相手をよく知っていれば有利になり、勝つ確率は上がります。

今日の聖句では、神様がこの先乗りスコアラーのように私たちに先立って招いておられると言っています。

-*-*-*-*-*-*-

これは何と心強いことでしょう。

私たちが全く知らない環境に入る時も、すでに神はそこに先におられ、準備をなし、共におられると約束されているのです。

そんな人間にとって好都合な、手放しで歓迎できるうまい話があるのでしょうか?

聖書のメッセージを正しく読み取るためには、コツと言うか、勘所があります。

それは文脈(ぶんみゃく)です。

その御言葉は、いつ、どんな場面で、誰に対して語られているかを知らなければなりません。

聖書を読む時に、この文脈と無関係に自分の気に入った解釈をしてしまうととんでもないことになりかねません。

-*-*-*-*-*-*-

ここでの文脈は

いつ:約束の地カナンに入る直前

誰に:ヨシュアに対して

どんな場面:モーセから次の指導者としてヨシュアが任された場面

です。

神の御心を達成するために人間が働く時、神はこのような励ましを与え、保証を与えてくださるのです。

あなたが神の御心を果たそうとしているなら、いかなる困難が先に予想されるとも、恐れることはありません。

「主はみずからあなたに先立って行き、またあなたと共におり、あなたを見放さず、見捨てられないであろう。恐れてはならない、おののいてはならない」
(申命記31:8)

と言われ、実際に共にいて離れないでいて下さる神が準備万端で待っていてくださるからです。

-*-*-*-*-*-*-

私は山形市での伝道を振り返る時に、この御言葉の真実さを思わされます。

数年前、近所に眼科医院が開業しました。

挨拶がてらドライアイの治療に行ったところ、医師から飛蚊(ひぶん)症と診断され、

「もし蜘蛛の子が散らされるように黒い点々が無数に見えたら、すぐ来て下さい」

と言われました。

2年前、その症状が現れたので受診すると、

「目の網膜に穴があいています。このまま放っておくと網膜剥離になって目が見えなくなります」

と言われました。

穴が大きかったので大学病院に行くよう指示され、そこでレーザー手術を受けて事なきを得ました。

それが左目。

先月、同じ症状が右目に現れたので、早速その眼科医に行き、同じように網膜裂孔が発見され、レーザー手術で治りました。

(御言葉メールで早めの夏休みをいただいたのがその時期でした。ちょっと危なかったので安静に努めていました)

私はこのように、危ういところを人々の力によって幾度となく助けられ、伝道の生涯に立たせていただき、歩みを続けることを許されています。

福音を伝えようとし、神の御心を尋ね求めて生きる時、失うものやうまく行かないこと、傷を受けることも多くありますが、同時に、先立って導いておられる神の御手の働きを実感するものです。

「主はみずからあなたに先立って行き、またあなたと共におり、あなたを見放さず、見捨てられないであろう。恐れてはならない、おののいてはならない」
(申命記31:8)

との御言葉は真実なのです。

-*-*-*-*-*-*-

神と共なる人生であることを確認し、恐れずに進んで参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、maruyama@mikotoba.orgまでどうぞ
■Webサイト  https://mikotoba.org
■Youtube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/channel/UCXkISdmuTWhsbW1i4DNey6w

■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。
・御言葉メールをお申し込みになりたい方は
reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)
・御言葉メールを停止したい方は
del@mikotoba.org