今日のみ言葉【No.3328】(2024年 4月 5日)「忠実な家令と不忠実な家令の話(5)」

多く与えられた者からは多く求められ、多く任せられた者からは更に多く要求されるのである。
(ルカ12:48)

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大リーグで活躍したイチロー選手は、

「気分が乗らないときは休んで良いか」

という質問に対して、

「厳しいけど、ノー!」

という答を出しています。

大リーガーとて人間。

気分の乗らない日や、体調が万全でない日はあり、選手は皆それと戦っているそうです。

常に100%の力を出せればいいが、50%の日もあります。

イチロー選手は、

「50%の時は、その50%の100%を出せ」

と言います。

なぜなら、人は50%の気分や体調の時は、出すのは50%以下のことが多いからです。

「今日は気分が乗らないから休んじゃった。あっ、また休んじゃった」

の繰り返しではなく、

「今日は気分が乗らないけど、自分なりに頑張った」

を繰り返すことが大事だと言います。

与えられた使命に対して、100%までは遠く及ばなくても、今自分ができる最善をなす人が忠実な家令となります。

しかし、主人の心を知っていながら、50%どころか0%でもなく、マイナスに向かって行ったのが不忠実な家令です。

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不忠実な家令の最後は厳しい裁きです。

「その僕の主人は思いがけない日、気がつかない時に帰って来るであろう。そして、彼を厳罰に処して、不忠実なものたちと同じ目にあわせるであろう」
(ルカ12:46)

なぜなら、彼は、

「主人のこころを知っていながら、それに従って用意もせず勤めもしなかった僕」
(ルカ12:47)

だったからです。

不忠実な家令が自分のしたことで自分に招いた裁きは、

「多くむち打たれるであろう」
(ルカ12:47)

と表現されています。

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ここに、神からの報いに関する大原則が書かれています。

それは、

「しかし、知らずに打たれるようなことをした者は、打たれ方が少ないだろう。多く与えられた者からは多く求められ、多く任せられた者からは更に多く要求されるのである」
(ルカ12:48)

です。

少なく与えられた者は少なく求められ、多く与えられた者からは多く求められるのです。

あなたが聖書を読み、ディボーションをし、解説書を読み、礼拝説教を聞き、聖書研究会にも出席し、この御言葉メールを読んでいるなら、

「多く与えられた者」

です。

従って、あなたは神様から

「多く求められ、…、多く要求される」
(ルカ12:48)

ようになっています。

実力をフルに発揮して、頑張って下さい!

ただし、体調50%の時に100%を出そうとする無理はしないことです。

イチロー選手が言うように、

「50%の時は、その50%の100%を出せ」

です。

神様は50しかない人に100は要求されません。

50は50のままで、与えられたすべてを生かし切ること。

それが50%の100%を出すということです。

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ところが、それを知りながら、

「どうせ無理。やっても無駄。とても人を満足させることはできないのだから無意味」

として何もしないならば、

「主人のこころを知っていながら、それに従って用意もせず勤めもしなかった僕」
(ルカ12:47)

ということになりかねません。

重い身体にムチ打って、今日、自分にできることをやる。

それが指先一つをかろうじて動かすことでも、神様は

「あなたの100%を受け取った。よくできた!忠実な僕よ」

と言って下さるに違いありません。

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神様から与えられたものを精一杯生かし、忠実に生きる今日として参りましょう。

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