今日のみ言葉【No.3325】(2024年 4月 2日)「忠実な家令と不忠実な家令の話(4)」
しかし、もしその僕が、主人の帰りがおそいと心の中で思い、男女の召使たちを打ちたたき、そして食べたり、飲んだりして酔いはじめるならば、
(ルカ12:45)
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私がスタッフ時代、牧師夫妻が伝道旅行に出かけ、初めて教会の留守番をした時のことです。
とても緊張しました。
相方のスタッフと共に教会に寝泊まりし、夜中に何かあった場合のことまで相談し、牧師が帰ってきた時はホッとしたものです。
ところが、そのようなことが何度もあると、「慣れ」が生じ、さらに「気の緩み」が出てくると、意外な失敗を招きます。
ですから、常に「初演を演じる」心構えで臨まなければなりません。
家令の中でも不忠実な家令の方は、主人の長期不在を良いことに、堕落してしまいました。
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忠実な家令の次は、不忠実な家令に対する報いです。
この家令はひどいものです。
まず、「主人の帰りがおそい」と心の中で思っています。
召使たちの上に目を光らせている主人が当分いないと思うと、手を抜きたくなります。
やがて彼は、「男女の召使たちを打ちたたき」、と自分の仲間たちを虐待し始めます。
主人という自分より上の権威が無くなったので、自分が最高と思い、自分の思い通りに振る舞うのです。
そして、「食べたり、飲んだりして酔いはじめる」という堕落の極致にまで至ります。
これは主人の財産を無断で許可なく使ってのことですから、盗みに等しいことです。
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この不忠実な家令は、神を信じない人類の有り様を示しています。
特に各国のリーダー、指導者たちのことです。
キリストの再臨などなく、キリストは帰ってこないと思い、同じ人類を虐待し、この地球の主人は人間だと傲慢に振るまい、自分の思い通りに自然を濫用する…。
しかし、やがて主人は帰って来ます。
主人は思いがけない日、気がつかない時に帰って来るのです。
先の豊作だった金持の話、婚宴から帰る主人の話、盗賊に入られる家の話を思い出してみて下さい。
不忠実な家令は厳罰に処されます。
そのように、人類は自分が選んだ選択の結果として、不幸な結末を味わうという悲劇を体験することになります。
そうならないようにと、イエス様は何度もここで語っておられるのです。
私たちは国の首相、大統領、主席と言われるリーダーたちのために祈らなければなりません。
その人たちが正しい判断を下せるかどうかで、その下に続く人々が味わう結果が大きく変わるからです。
さらに日本で言えば、知事や市長、学校長や町内会の会長等、あらゆるリーダーが識別力を発揮し、神の御心に沿った決断ができるように祈る必要があります。
もちろん、教会の牧師・役員のためにも祈って下さい。
この人たちは神によって選ばれ、任命された人たちです。
肉体的にも精神的にも祝され、霊的判断に誤りがなく、神の御心に従えるように祈りの支えが必要です。
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リーダーのために祈る今日として参りましょう。
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