今日のみ言葉【No.638】(2013年 9月 2日)

こうしてヨアブとケレテびととペレテびと、およびすべての勇士はアビシャイに従って出た。
(サムエル記下20:7)

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「半沢直樹」というテレビドラマが予想外の視聴率を稼ぎ出し、世間の注目を集めています

銀行内の人事に翻弄され、窮地に陥る主人公が「倍返し」する展開が

「スカッとする」

「日曜の夜にエネルギーを得て月曜の朝を迎えられる」

のだそうです。

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聖書の中でも理不尽な人事に遭った人物がいます。

将軍ヨアブです。

アブサロムの反乱を治めた後、ダビデは敵方の人心をも掌握すべく、ヨアブを解任し、アブサロムの軍の長だったアマサを自軍の長に命じます。

ダビデはこのようにしばしば目先の欲に目がくらみます。

また、たとえ自分の命を脅かす敵を見事に殺したヨアブであったとしても、自分の息子の命を奪った人物ですから、ダビデは彼を疎んじたのかもしれません。

こうして、イスラエル全体のためにはあえて苦言をも呈し、命をかけて王を守ったのに、ヨアブは退けられました。

現実とはこのようなものです。

あってはならないことが起きることは世の常であり、何も珍しいことではありません。

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アマサの実力はヨアブ以下でしたから、王の命じた期日までに軍をまとめることは出来ませんでした。

仕方なく、ダビデはアビシャイに軍を任せます。

アビシャイはヨアブの弟です。

ヨアブは今日の聖句のように、

「こうしてヨアブ、…、はアビシャイに従って出た」

とあります。

命令に忠実に従い、弟の部下として出陣する武人ヨアブの姿です。

この後、ヨアブはアマサを討ち、イスラエル全軍の長として返り咲くことになります。

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理不尽な扱いを受けた時に感ずる怒りというのは、実は悲しみであり恐怖なのです。

つまり、下に見られてガックリと来た結果です。

それが一瞬の後に怒りへと変わっただけなのです。

ですから、その程度の扱いでガクンとへこむほど自分は自信がないんだな、と気づくことが正解への道をたどる第一歩です。

人間扱いされず、蔑まれても動じることがないくらい、神との関係を太くしていることが鍵です。

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神に愛されていることを確認する一日として参りましょう。

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